アニメ『ぼっち・ざ・ろっく！』のライブイベント『結束バンド LIVE-恒星-』上映記念舞台あいさつが19日、東京・新宿バルト9で開かれ後藤ひとり役の青山吉能、伊地知虹夏役の鈴代紗弓、山田リョウ役の水野朔、喜多郁代役の長谷川育美が登壇し、司会は森香澄アナが務めた。
漫画家・はまじあき氏が『まんがタイムきららMAX』（芳文社）で連載している作品。ギターを愛する孤独な少女“ぼっちちゃん”こと後藤ひとり。ひょんなことから伊地知虹夏が率いる「結束バンド」に加入することに。しかし、コミュニケーションをとろうとすると挙動不審のように見えてしまううえ、人前での演奏に不慣れな彼女は無事にバンドマンになれるのか……を描いており、2022年10月に1クールでTVアニメ化。その反響の高さから、24年春に前編、24年夏に後編の2部構成での劇場総集編の上映も控えている。
本作は今年5月21日にZepp Hanedaで開催されたライブイベントを上映するというもの。そのライブを全曲収録したBlu-ray＆DVDを11月22日に発売予定となっており、それに先駆けて今月30日までの2週間限定で劇場上映を予定している。
上映前にライブ時の衣装で登場した4人。その直前には、観客たちのクラップも入れられるアニメーションを編集した映像が上映されボルテージも一気に最高潮に。
上映前ということでネタバレ厳禁という前提でトークがスタートしたということもあり、青山は「何があったか言えませんが」と、切り出して笑いを誘いつつ、「私にとっては、思い出に残るライブでした。とっても大きなスクリーンと、とっても素晴らしい音響で楽しむことを共有できることが楽しくて。それを楽しみにして頂ければ」と、うまくアピール。
そんな青山だがライブ後には緊張の糸が切れたのか泣き崩れたことが明かされ、青山自身も「一番支えてくれていた姉を見た瞬間に大号泣してしまって。感慨深かったです。きょうも席に姉がいたら泣いちゃってたかもしれません」というほど感極まった思い出も披露していた。
鈴代は「アニメのときの流れとは違う空気感でできたなと感じています。そういうったところを観て頂ける機会を頂いたと思って嬉しく思っています」といい、水野は「ライブが上映されるとい、なかなかない機会だと感じています。舞台袖で観ていても最高のライブだったので、上映が楽しみです。みなさんも楽しんでもらえれば」と、アピール。ちなみに水野はライブの際に興奮のあまり、「自分が何かを歌ったことと、何かをしゃべったことしか覚えていないくらいで。めちゃめちゃ最高だけだったのは覚えています！」と、当時の熱狂を自身の中に呼び覚ましていた。
長谷川は「私結構出てるんです。ネタバレになるかもしれませんが（笑）」と言いつつ、以前からこうしたライブがやりたいと言ってそれがかなったことへ感慨深げ。また、青山と同じくライブ後に両親の顔を観て「ブワーってなってしまって（苦笑）。自分でも背負っていたことを気づかなかったくらいの挑戦を大きな舞台でしていたんだなって。そのライブが最高の形で幕を下ろせたのは、スタッフさんたち、このメンバーたちのおかげでした。最高のライブでした」と、感激したことを口にしていた。
その後、お互いの推しポイントや、具体的に好きな楽曲を挙げていくなか、あっという間に時間いっぱいに。記念撮影では、さまざまにポーズを求められ、にぎやかななかイベントは終演を迎えていた。