スクールアイドルユニット『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の日野下花帆役の楡井希実、乙宗梢役の花宮初奈、村野さやか役の野中ここな、夕霧綴理役の佐々木琴子、大沢瑠璃乃役の菅叶和、藤島慈役の月音こなが19日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナでライブイベント『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ~RUN!CAN!FUN!~』Day2を開催。フレッシュさあふれるパフォーマンスでこれまでの彼女たちの軌跡をたどる演出、ステージングで観客たちを魅了した。
『蓮ノ空女学院(はすのそらじょがくいん)スクールアイドルクラブ』は、スクールアイドル『μ’s』、『Aqours』、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、『Liella!』を輩出している、オールメディアで展開する『ラブライブ!』シリーズの新規プロジェクトとなるグループ。石川・金沢市から奥まった場所で、蓮の花の咲く湖の傍らにある私立蓮ノ空女学院が舞台。2023年4月より配信スタートとなったスマートフォン向けアプリ『Link!Like!(リンクライク)ラブライブ!』をはじめ、メンバーおよびメンバーを担当するキャストによる動画配信など、さまざまにメディアミックスされている。なお、本ライブツアーは、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』にとって初のナンバリングライブとなる。
ライブがスタートすると楡井が「東京公演Day2一緒に楽しんで行きましょう!」と呼びかけるなか、『Dream Believers』、『Yup!Yup!Yup!』の2曲で幕開け。MCでは、本日の公式Xで発表していた花宮が昨日の公演後、喉の痛みの症状が発生し医師の診察を受け、大事をとってライブパートの歌唱を控えパフォーマンスに集中することがあらためて伝えられ、花宮も「ご心配をおかけしてしまい申し訳有りません。歌唱を控え、いまできるパフォーマンスを」と、ダンスで全力を尽くすと誓う。
そこから1人ずつのあいさつへ。野中は前日と同じく観客たちに声出しをしてもらうこととなったが、「みなさんに1発で(大きく)声を出してほしい」とリクエストし、観客たちも全力でそれに応え、野中もこれには満面の笑みが浮かぶ。菅と月音によるユニット『みらくらぱーく!』も前日と同じく会場のステージを隅から隅までを走ってめぐり、本ライブにかける気持ちの大きさを伝えていたが、そのゴールにハートを作ったり手を繋いでゲートを作ったりした4人が待っており、チームワークの良さを見せることとなった。
そこからユニット歌唱を連発。曲構成はDay1とほぼ同じものとなったが日野下花帆(楡井)と乙宗梢(花宮)によるユニット『スリーズブーケ』が3曲目に『Reflection in the mirror』、村野さやか(野中)と夕霧綴理(佐々木)によるユニット『DOLLCHESTRA』(ドルケストラ)が5曲目に『AWOKE』を歌唱し、変化も。
アンコール後にはメンバーたちによるやりとりが。全員で秋葉原を訪れたといい、神田明神にもお参りしたそうで、梢から「スクールアイドルの聖地とも呼ばれていて。ずっとね、いつかスクールアイドルになったら絵馬を奉納したいと思っていたんだけど、それがまさか、こんな大きなステージでライブをする日と一緒になるなんて夢にも思わなかったわ」というと、花帆も「きっとスクールアイドルの神様も見ててくれたんですよ。梢先輩が頑張ってるの」と、やりとりが。ちなみに絵馬には「これからスクールアイドルクラブのみんなが大きな怪我なく、無事に高校生活を送れますように」と、無病息災をお願いしたそうだ。また、Day1では綴理が11月17日に誕生日だったことからそのお祝いをしていたが、Day2でもお祝いし、「3日前も昨日もお祝いしてもらって、きょうもお祝いしてもらえて嬉しい」とニッコリ。
アンコール後、怒涛の5曲連続披露後のMCでは、『みらくらぱーく!』の2人が16曲目の『ド!ド!ド!』について、菅が「私たち謝りたいことがあるんです」と切り出す。なにかアクセントを加えたいという気持ちと、この盛り上がりなら行けると踏んで、菅が「私の早口パートを(観客ら)みんなに言ってと言ったんですけど……」というと月音がいきなり無茶振りされて焦っている観客たちの表情を再現し、2人で「本当にすいませんでした」とお詫び。それでもキャストから「次からは言えるようになってほしいってことだよね」との声がかかると、開き直って覚えてほしいとちゃっかりしていた。
さらに、全曲歌い終えた後のMCでは、月音が東京公演での楽曲『アイデンティティ』で変更した部分があることを告白。菅が「えっ、それ言うの」と、戸惑っていたがそれもそのはず、月音によると「菅ちゃんがハグを数千人の前で見られるの恥ずかしくて照れちゃうっていうからこういう感じにしたんだよね」と言いつつ、体を2人でぴとっとくっつくようにしたそう。菅は「だからこれまで(ハグする部分)硬くなっちゃってて(笑)」と、実演してその距離がちょっと遠めなことを見せていた。そこから菅が同日誕生日を迎えたことをお祝いしていた。
締めのあいさつでは楡井は感極まって涙しながら「大きい会場いいな、すごいなと思っているところに、いつも応援してくださっているみなさんが、来てくださっていることが本当に嬉しいです」と話し『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』としても『スリーズブーケ』としても「まだまだ頑張りますのでついてきてくれると嬉しいです!」と、メッセージを寄せていた。
ユニットごとに舞台を降りることとなり、『みらくらぱーく!』は2人で大きなハートを作って笑顔で、『DOLLCHESTRA』は佐々木が「私もKawaiiって言われたいんだ」というと『みらくらぱーく!』のように2人で大きなハートを作って観客たちから「Kawaii!」との声がとび、その御礼か、下がる瞬間に佐々木が投げキスを飛ばす。『スリーズブーケ』は手でフラワーを作って舞台を降りていた。
■セットリスト
M1:Dream Believers/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
M2:Yup!Yup!Yup!/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
MC
M3:Reflection in the mirror/スリーズブーケ
M4:残陽/スリーズブーケ
M5:AWOKE/DOLLCHESTRA
M6:青春の輪郭/DOLLCHESTRA
M7:謳歌爛漫/スリーズブーケ
M8:Holiday∞Holiday/スリーズブーケ
M9:スケイプゴート/DOLLCHESTRA
M10:Tragic Drops/DOLLCHESTRA
M11:DEEPNESS/スリーズブーケ&DOLLCHESTRA
映像演出
M12:ジブンダイアリー/DOLLCHESTRA
M13:Mirage Voyage/DOLLCHESTRA
M14:眩耀夜行/スリーズブーケ
M15:Kawaii no susume/スリーズブーケ
映像演出
M16:ド!ド!ド!/みらくらぱーく!
M17:ハクチューアラモード/みらくらぱーく!
M18:夏めきペイン/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
M19:素顔のピクセル/スリーズブーケ
M20:アイデンティティ/みらくらぱーく!
M21:ココン東西/みらくらぱーく!
M22:Take It Over/DOLLCHESTRA
M23:明日の空の僕たちへ/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN1:On your mark/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN2:ノンフィクションヒーローショー/みらくらぱーく!
EN3:KNOT/DOLLCHESTRA
EN4:千変万華/スリーズブーケ
EN5:Trick & Cute/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
MC
EN6:Legato/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN7:永遠のEuphoria/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
※記事内写真は(c)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ