俳優・宮世琉弥と原菜乃華が2024年3月15日より公開予定の少女コミック『恋わずらいのエリー』(配給:松竹)の実写映画でW主演を果たすことが6日、発表。あわせて制服姿の2人のティザービジュアルと特報映像も公開となった。
同作は藤もも氏が『デザートKC』(講談社)に連載したシリーズ累計発行部数200万部を突破した作品。
学校イチのさわやか王子・オミくんを眺めつつ、“恋わずらいのエリー”の名で妄想をつぶやくことが日課の妄想大好き女子・エリー。しかしオミくんは実は口が悪いウラオモテ男子だったことが判明。自分の超恥ずかしい妄想も彼にバレてしまい、絶体絶命の大ピンチ……かと思いきや、ふたりだけの秘密をきっかけにまさかの急接近をして……という胸キュンラブストーリー。
宮世は実は口の悪いウラオモテ男子・オミくんこと近江章(おうみ・あきら)役。オミくんを眺めつつ日々妄想をSNSでつぶやく妄想大好き女子・エリーこと市村恵莉子(いちむら・えりこ)役を原が演じる。2人は『ナイトドクター』(21/CX)、『村井の恋』(22/TBS)に続く、3度目の共演となっている。
メガホンは『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)、『旅猫リポート』(18)、『弱虫ペダル』(20)などを手掛けた三木康一郎監督がとる。
ティザービジュアルでは、エリーがオミくんからバックハグされているようにも見える仕上がりとなっている。
今回の発表にあわせて、宮世、原、原作者の藤もも氏、三木監督、本作プロデューサーからのコメントがそれぞれ公開となった。
■宮世琉弥【近江章(オミくん)/おうみ・あきら】
王道のキラキラした学園ラブストーリーをやらせて頂いたことが今まで無くて、10代のうちに映画で主演ができるようにと夢に見ていたので、このお話が決まったと聞いた時はすごく嬉しかったです。
オミくんは僕と似ている部分もあるのですが、実は毒舌キャラみたいなウラオモテのあるところは、頑張って演技で表現していきたいと思います。
原さんとは今回三度目の共演になりますが、初めてお会いした時にお芝居が本当に上手で圧倒されていました。その他にも同年代の方々がたくさんいる現場なので、しっかりやるところはやりつつオンオフを切り替えながら和気藹々と撮影していきたいなと思います。
■原菜乃華【市村恵莉子(エリー)/いちむら・えりこ】
いつか恋愛映画のヒロインをやってみたいと思っていたので、それが叶ってとても嬉しいです。
エリーの、好きなことになるとわーっと入り込む熱量みたいなところは自分とも共通する部分かなと思います。
宮世さんは誰に対しても壁を作らないすごくフレンドリーな方なので、すごくやりやすいですし、有難いです。
妄想大好き女子・エリーの勢いに笑ったり、かっこいいオミくんのギャップや可愛さだったりにキュンキュンできる作品だと思うので、そういうところを楽しみに観て頂けたら嬉しいです。
■藤もも(原作)
かなり癖の強い主人公なので映像化することはないだろうと思っていましたが、連載が終わって3年後にこのような機会をいただき
本当に驚いています。エリーの妄想を現実にしてくださった映画関係者のみなさま、応援してくださった読者のみなさまに心からお礼申し上げます。
また、主演のお2人が宮世さんと原さんとお聞きして、実写バージョンの妄想がすでに止まらなくなっています。
スクリーンでオミとエリーに会えるのを楽しみにしています!
■三木康一郎(監督)
『恋わずらいのエリー』を映画にするにあたって、まず最初に思ったのは、「かわいい」という言葉です。青春だし、恋愛だし、コメディなんですが、可愛くて楽しい作品。これを目指したいなあと思って作っています。出演者は次世代の若者たち。特に主演の宮世くんは19歳、原さんは20歳。彼らの年代でしか出せない初々しさや輝きの瞬間をしっかり捉えながら、さらには、作品作りの難しさと楽しさを噛み締めてもらいながら、彼らでなければ出来上がらなかった新しい映画になればと思っています。可愛く楽しく!みなさんに青春の楽しい時間をお届けできたらと思い、撮影に挑んでいます。ぜひ、劇場へ足を運んで下さい!
■主演キャスト起用理由について プロデューサーコメント
●オミくん役 宮世琉弥さん
「さわやかイケメン」というカッコいい表の顔と「クソガキ男子」というカワイイ裏の顔。ともすると嫌なヤツに映りかねない二面性のある役ですが、どちらのオミくんも血の通った人間として魅力的に見えることが、この作品にとって非常に大切な要素だと思いました。
自らも大人っぽい雰囲気と少年らしい無邪気さを併せ持ち、どの作品でも10代とは思えない安定感のあるお芝居を見せてくれる宮世琉弥さんしか考えられないとオファーしました。
●エリー役 原菜乃華さん
数ある少女コミック原作のラブストーリーの中でも最強の妄想大好きヒロイン・エリー。そんなことも?!という妄想までしてしまうエリーが可愛く見えることが、この作品成功の鍵だと思いました。
さまざまな作品で毎回違った表情を見せてくれる原菜乃華さんなら、妄想中のヨダレ顔(変顔)から恋する乙女顔まで、くるくる変わる表情を、等身大の可愛らしさと説得力を持って魅せていただけると確信しています。
■特報30秒
https://youtu.be/6VSP1OQNZw0
※記事内画像は(c)2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 (c)藤もも/講談社