河合郁人A.B.C-Z脱退しても来年は仕切り起用?「帰る場所があるのは幸せだった」

河合郁人A.B.C-Z脱退しても来年は仕切り起用?「帰る場所があるのは幸せだった」2

 橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一によるアイドルグループ『A.B.C-Z』が7日、東京・帝国劇場で『ABC座星(スター)劇場 2023 ~5 Stars Live Hours~』(演出:A.B.C-Z)公開ゲネプロ後、開幕へ向けた会見を開いた。

 2012年より上演されている演劇劇場でミュージカルとショーを上演する、演劇プロジェクト『ABC座』の11作目にして最新作。『A.B.C-Z』の5人が演出・主演を務めるものとなる。なお、河合は本公演の千秋楽となる12月21日をもってグループからの脱退を発表しており、5人そろっての最後の公演となる。

 舞台はLive形式のショーと5人が演出・主演の2部構成のショーでグループ史上最多の59曲で展開する大ボリュームのものとなっている。

 ゲネプロ後にまずは記念撮影が開催。河合がカメラマンに積極的に目線を配る方向を指示したり、その終了も河合が流れを作るという、いわゆる仕切りを流れるように行っておりメンバーたちから河合へ、「来年からは仕切りに来てよ!」と、さっそく声が飛んで和気あいあい。

 そんな状況だけに、あと約2週間で河合が脱退することが信じられないようで、五関は「けいこが始まるまで実感がなくて。このけいこが始まってから5人で最後なんだって。公演は僕たちのデビュー曲から始まりますが、みんなけいこで、泣いちゃって泣いちゃって……」と感涙のエピソードが語られた……かと、思いきや4人は訝しげな表情で、「あれ一番練習してない。いつでもできるから」と、とくにそんなことはなくけいこは進んだ様子。

 とはいえ、河合はなにかあるごとに涙しているらしく、「千秋楽くらいは泣いているかもしれません」と話すと五関が、「ここまで100発100中で泣いてるからね」といい、橋本は「河合がいつ泣くのか楽しみです」と気の置けない関係だからこそのやりとりが。さらには、今回の選曲を河合が担当しているということもあり『A.B.C-Z』のこうした舞台の演出に河合が関わる?との質問にも五関は「河合さん側のギャラ次第です」とまで。

 笑いながらのやりとりを繰り広げたが、河合としては「グループでいられて、帰る場所があるのは幸せだったなと感じています」としみじみ。「この光景が当たり前だったので、寂しさもありますが、みんなが背中を押してくれているので、その気持ちはなくしてはいけないと思っています」と話すとともに「自分で決めた決断なので進んでいかないといけないなと思っています」と前を向いた。

 ほかにも今年1年を振り返って「自分の周りで起きたことや、ファンの方も戸惑いもあったと思います。僕にもいろいろ意見を言われたりする中、それでも応援してくださるみなさんがいる。ですので、繋がりというのがすごく大事に感じた1年でしたので、『繋』がるですね」と、これまで築いてきた関係性へ気持ちを語るとともに、また今後のことへは「決まり次第報告します」とのことだった。

 あらためて河合から「脱退もそうですが『A.B.C-Z』の毎年しているものが、今年も開幕するということで気合を入れて後輩たちと一緒にパフォーマンスいたします」と、まずは公演に全力投球を誓っていた。

 『ABC座星(スター)劇場 2023 ~5 Stars Live Hours~』は7日から21日まで帝国劇場にて全23公演予定!

河合郁人A.B.C-Z脱退しても来年は仕切り起用?「帰る場所があるのは幸せだった」1