ライブイベント『幻日のヨハネ -The Story of the Sound of Heart-』Day1が15日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナで開かれヨハネ役の小林愛香、ハナマル役の高槻かなこ、ダイヤ役の小宮有紗、ルビィ役の降幡愛、チカ役の伊波杏樹、ヨウ役の斉藤朱夏、カナン役の諏訪ななか、リコ役の逢田梨香子、マリ役の鈴木愛奈が登場。18曲すべてが初パフォーマンスとともにTVアニメを順番に追体験できるような構成、ダンス、さまざまに替わるバリエーションの多い衣装などでファンたちを魅了し続けた。
スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』の2つめのシリーズとして、2015年2月に『電撃G’sマガジン』誌上でプロジェクトが発表され展開している『ラブライブ!サンシャイン!!』。『幻日のヨハネ』はその『ラブライブ!サンシャイン!!』の公式スピンオフ作品となっており、、ヨハネを中心に、おなじみのキャラクターによるヌマヅを舞台にしたファンタジックな日常を描いている。今年7月から1クールでTVアニメも放送された。
本日出演のキャストは『ラブライブ!サンシャイン!!』内では高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛で活動しているスクールアイドルグループ『Aqours』(アクア)として活動しているキャスト陣としても知られている。
開演時間となると、作品の世界観があふれるアニメーションがスクリーンに上映されるとその終盤に9人がラインアップ。9人はここではスクールアイドルグループ『Aqours』としてTVアニメのOP『幻日ミステリウム』を歌唱に。その衣装は、これまでの上映イベントなどでも披露していた、白と黒のモノトーンで構成されたものに。疾走感のあるサウンドに乗せて、スモーク演出も入り幻想的なステージを展開。曲の終盤には、小林を中心に三角形を作るようなフォーメーションで、息の合ったダンスを見せる。
2曲目は紫の照明に照らされる中でのダンサブルなナンバー『GAME ON!』。その曲中には、伊波と斉藤が指と指を合わせてハートを作る瞬間もあるトリッキーな振付が入って目を引く瞬間も。
TVアニメ第1話の映像を挟んで、小林によるトカイに負けずに希望を持って進んでいくようなソロ曲『テ・キ・ナ ミュージック』へ。トロッコで周りながら歌唱していたが、その歌詞『♪ヘアブラシをマイクに見立てて』の部分からは、小林がヘアブラシ取り出してマイクのようにして歌唱する遊び心満載な演出が。
再び映像となりTVアニメ第1話終盤にハナマルが切り株の前でヨハネに歌唱リクエストするシーン終わりで、ステージには緑に彩られた切り株のセットが立てられる。そこに白いドレス姿に身を包んだ小林が現れ第1話挿入歌『Far far away』を歌い上げ、高い再現性で表現する様子が。
続けて、小林にあわせた白いドレス姿の高槻が登場すると2人でスローテンポのデュエット『Tick-Tack, Tick-Tack』へ。ヨハネとハナマルの間に流れる心情をすくい上げた歌詞とともに、曲中の「おかえり」「ただいま」というシーンでは2人が手を重ね、シンメトリーのようなダンスを見せる。曲の終わりに音が途切れたところでも、「ヨハネちゃんおかえり」、「ただいま」と再び手を重ねて暗転する照明演出でも魅せた。
第3話挿入歌『Be as one!!!』では1人1人キャラクターのイメージ合わせた別々の衣装で降幡、伊波、小宮の3人が登場。劇中の戦闘シーン映像をバックに、攻撃的なロックサウンドに乗せた歌唱。ダンスにはルビィおなじみの“がんばルビィ”のポーズも入った遊び心も感じられるものに。曲の終盤には3人それぞれがバズーカーを持つと、紙吹雪を発射したうえ、曲の終わりには、降幡をバイクに見立てて小宮が降幡の両手をバイクのハンドルのように掴むポーズ(?)、一方の伊波はバズーカーを後ろ手で肩に担いでの立ち姿と、ヒーローものの作品かと思うような締めくくりを見せた。
7曲目は、高槻、諏訪、斉藤による第4話挿入歌でスローバラードの『R・E・P』。トロッコに乗ってのスタートを切り、曲の途中ではトロッコ3つが連結され3人で手に手を取って笑顔の歌唱。ステージに戻ってからは、ゆったりとしたダンス1つ1つをじっくりと見せたり、歌詞が終わってからは、口笛を吹くような楽曲展開となり、3人も口笛を吹くように口を尖らせ、3人で肩を組んで舞台を降りる物語性あふれる演出が。
続けて第6話挿入歌の『Hey, dear my friends』をドロップ。TVアニメ本編では、ヨハネ、マリ、リコの3人の関係性が深まるシーンでも使われた優しさあふれる楽曲となり、小林、鈴木、逢田の3人で会場中央ステージでシッティングの歌唱からスタート。曲中には小林と鈴木が両サイドに立ち、逢田に手を出して立つという情感たっぷりの演出。
小宮と鈴木によるデュエットとなった9曲目『Best wishes』。ダイヤとマリの関係性を現すような構成となり、ステージ両端から始まったパフォーマンスは、曲が進むと、2人が中央に駆け寄ってきて歌唱。最後はお互いにむき合ってから、同じ振付のパフォーマンスをシンクロしたような同じ動きを見せた。
TVアニメ第7話の9人で女子会をする回の映像を挟んで、伊波、斉藤、諏訪の3人が衣装をピンクを基調としたおそろいの衣装で登場し10曲目『Special Holidays』へ。トロッコに乗り、タオルを使っての歌唱となったが、伊波のトロッコにだけは、山盛りになったミカンの箱が積んである細かい舞台道具演出が。曲の最後には小指を立てて約束をかわすような姿を見せるポーズをとっていたが、暗転直前に伊波が斉藤にフッと息をかけるような瞬間もあり、2人で笑い合う様子も。
女子会の雰囲気は続き、オールキャストによるジャジーな楽曲『GIRLS!!』へ。その手には劇中でヨハネが作ったしおりを手にしていたり、料理を作りながら器具をマイクのように見立てての歌唱、斉藤のスイカ割りの棒を白刃取りするような伊波と、見どころ満載のステージング。女子会回の締めくくりのような12曲目『Wonder sea breeze』は小林をセンターに9人で曲を歌い上げた。
【後編(「幻日のヨハネ」イベAqoursと違う挨拶順にキャストら新鮮気分!細やか演出)へ】
■セットリスト
M1:幻日ミステリウム / Aqours
M2:GAME ON! / Aqours
M3:テ・キ・ナ ミュージック / ヨハネ(CV.小林愛香)
M4:Far far away / ヨハネ(CV.小林愛香)
M5:Tick-Tack, Tick-Tack / ヨハネ(CV.小林愛香) 、ハナマル(CV.高槻かなこ)
M6:Be as one!!! / ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)
M7:R・E・P / ハナマル(CV.高槻かなこ)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)
M8:Hey, dear my friends / ヨハネ(CV.小林愛香)、リコ(CV.逢田梨香子)、マリ(CV.鈴木愛奈)
M9:Best wishes / ダイヤ(CV.小宮有紗)、マリ(CV.鈴木愛奈)
M10:Special Holidays / チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)
M11:GIRLS!! / ヨハネ(CV.小林愛香)、ハナマル(CV.高槻かなこ)、ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)、リコ(CV.逢田梨香子)、マリ(CV.鈴木愛奈)
M12:Wonder sea breeze / ヨハネ(CV.小林愛香)、ハナマル(CV.高槻かなこ)、ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)、リコ(CV.逢田梨香子)、マリ(CV.鈴木愛奈)
M13:ヌマヅやっさよいさ唄 / ヨハネ(CV.小林愛香)、ハナマル(CV.高槻かなこ)、ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)、リコ(CV.逢田梨香子)、マリ(CV.鈴木愛奈)
M14:好奇心ジャーニー / ルビィ(CV.降幡 愛)、リコ(CV.逢田梨香子)
M15:Forever U & I / ヨハネ(CV.小林愛香)
M16:La la 勇気のうた / ヨハネ(CV.小林愛香)、ハナマル(CV.高槻かなこ)、ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)、リコ(CV.逢田梨香子) ,マリ(CV.鈴木愛奈)
M17:BLOOM OF COLORS / ヨハネ(CV.小林愛香)、ハナマル(CV.高槻かなこ)、ダイヤ(CV.小宮有紗)、ルビィ(CV.降幡 愛)、チカ(CV.伊波杏樹)、ヨウ(CV.斉藤朱夏)、カナン(CV.諏訪ななか)、リコ(CV.逢田梨香子)、マリ(CV.鈴木愛奈)
EN:キミノタメボクノタメ / Aqours
※記事内画像は(C)PROJECT YOHANE