お笑いタレント・永野(43)、タレントでモデル・谷まりあ(22)が19日、東京・月島のブロードメディア・スタジオで映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(監督:ジャド・アパトー/配給:ギャガ)トークショーに登場した。
NYで活躍中のパキスタン出身コメディアン・俳優のクメイル・ナンジアニと、その恋人で現在は妻となったエミリーの、「異文化結婚」に至る奇跡のような実話を夫婦共同脚本で映画化した作品。クメイルは本人役で主演も務め、全米で口コミにより大ヒット、本年度アカデミー賞の脚本賞にもノミネートもされている。
谷はスカートのスリットからちらりと美脚が覗く衣装で登場。谷にとって実は今回が初の映画イベントだそうだが、永野は「スタッフさんから『谷さんが緊張しているから助けてください』と言われたんですけど、裏でマネージャーさんと笑いながら話ていて、僕の方が緊張しているくらいです」と、谷も笑いながら話を聞くなど、気負いはなさげ。
永野は、作品へ「2時間のなかで25話くらいの連続ドラマを観ているような細やかな日常が刻まれていて。幸せにもなりましたし、いろんな感情になる映画でしたね」と、感想を。
谷にはパキスタン人の父ち日本人の母を持つハーフということで、国際結婚について質問が挙がり、「20年前は国際結婚が少なくて、そこまでは行かなかったらしいです。日本の方のお父さんお母さんが反対だったらしくて、でも、私が生まれたことで変わったらしくて。ラブの形が違ってお母さんの方がサバサバしているというか、お父さんは腕を組んでラブラブするんです」と、違いなどを語りつつ、そんな両親のもとで育っただけに「私は大胆な人の方が好きです」と、告白することも。
国際的な話にちなんで、永野へ海外進出を狙っているのかという質問も飛んだが、「もちろん!国外追放って意味ではなくて!!」と熱弁。そこで谷と英会話を繰り広げオリンピックの話題にそこそこついていける様子を見せ、谷は「永野さんネタをイングリッシュでやれたらいいんじゃないですかね?」と、声をかけると海外進出用という英語での“ラッセン”ネタを披露し、場内を爆笑させていた。
ほかにも、本作主人公クメイルがコメディアンなことから、永野に何が感じるものがあるかとの質問も飛んだが、「笑いみたいなやじは多いんです。でも、SNSでは常にヤジを飛ばされていますよ。自分に通知みたいなの来るんです。オリラジの藤森慎吾くんが、僕のこと『大好きな先輩です』とコメントしてくれているんですけど、その一般のコメント欄は『大嫌い!』とかあって、それをきょう朝目覚めたときに見て“大いなる目ざめ”ですぐに目覚めましたよ!」と、トホホなエピソードが語られることもあった。
終了後、囲み会見では谷はイベント初登場の感想を問われ、「85点ですね。それに永野さんのおかげで良かったです!ちょっとわからないところもありましたけど、おもしろくて」と感謝すると、永野もこれには感激。しかも永野は芸歴23年、谷は今年23歳と実はつながりがあったこともあり、2人ともテンションが上がることも。
谷へは今後の活動のことも質問が挙がり、「大学目指したのがキャスターとかアナウンサーをやりたいと思ったので」と、将来に胸を弾ませることもあった。
永野は「恋愛、夫婦愛、家族愛、人類愛、愛の映画です!幸せになりたい人は観てください」と呼びかければ、谷は、「恋愛もので本当に感動しましたし、宗教、国境を乗り越えて、好きな人とと一緒にいるという素晴らしさ。自分のことを考えるきっかけにもなると思います」とPRしていた映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』は23日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次ロードショー!