アイドルグループ『SixTONES』松村北斗、上白石萌音が11日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『夜明けのすべて』(監督:三宅唱/配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース)プレミアナイトイベントを俳優・光石研、三宅監督とともに開いた。
作家・瀬尾まいこ氏の同名作。PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる会社員・藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患って気力を失っている同僚・山添孝俊(松村)が恋人ではない特別な関係を築いていく物語。
白のジャケットに、ブラウンのパンツを合わせて、客席を縫って拍手に迎えられて登場した松村。イベント内では、「もし同じ会社に勤めていたら」という“もしもトーク”をしてほしいと司会からリクエストが。そこで、登壇の4人のなかでリーダーは?という流れとなり松村に誰か答えてほしいと振られると「すー」と約3秒ほど息を吐き続け「鈴虫やっちゃいました」と、謎の行動から入る。
自身はリーダーには向いていないという松村は、その理由として「約束どおりの時間に行くの苦手なんです。“もういいって、あいつ”みたいな感じになって。ご覧の通り社会出てない、社会に出れなかった人間たちがこの壇上にそろっているので」と、苦笑い。
ここで上白石が話の収拾をつけようとトークを回すと、松村は上白石が「トップ、トップですよ。いまの話を踏まえると」と、上白石をトップへと担ごうとする。しかし、上白石も「意思決定ができなくて、決めきれずに全部やりますと言ってしまうんです。周りの方が迷惑すると思います」と告白。これを聞いた松村はすぐに手のひらを返し、「このマネジメントは厄介ですね。経営破綻する」と、ツッコミが止まらなかった。
そして松村から「きょうは結構緊張していたんですけど、壇上からみなさんを見慣れてくると、鑑賞前から期待感や尊敬みたいなものを向けてきているような気がしていてこの後の上映を安心して迎えられると思いました。生きづらい人に対して、近くの人を助けてあげよう、手を伸ばしてあげようというような上映後になったらいいなと思いました」と、気持ちを伝えていた。
映画『夜明けのすべて』は2月9日より全国公開予定!