歌手・崎山蒼志が11日、香港・STUDIO DUPLEX SOHO HOUSEで初の海外ツアー『Sakiyama Soushi ASIA TOUR 2024』を開催しツアーを無事完走した。
昨年、TVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」エンディングテーマで話題となった「燈」は、台湾と香港でSpotify Viral Hits1位を獲得するなど、多くの注目を集め、海外のファンが急増している。本ツアーは9日に台湾公演を行っており、2都市での開催となる。
以下、公式レポート部分。
日本よりも少し遅めのライブスタート、崎山の登場を心待ちにする観客の期待感と熱気で十分に温まったステージに、崎山とバンドメンバー、マーティ・ホロベック(Ba.)、GOTO(Dr.)が姿をあらわす。
同時に歓声が上がる中、1曲目は、最新アルバム曲の表題曲「i 触れる SAD UFO」でスタート。
「Undulation」、『僕のヒーローアカデミア』第5期エンディングテーマ「嘘じゃない」まで一気に駆け抜ける。
「I Don’t Wanna Dance in This Squall」のエレクトロ・ダンスサウンドと 「プレデター」でのエモーショナルでアグレッシブなパフォーマンスに大きな歓声があがり、手を挙げて音楽に身をゆだねるファンも。
崎山=ギター弾き語りというイメージは海外もあったようだが、変幻自在な崎山の一挙手一投足に観客も呼応しヒートアップ。
台湾でのMCでは、初めての台湾で食べた「ニューローメン、ハオツー(牛肉麺、おいしい)」と話したり、「ニィーメェンカイシンマ?(楽しいですか?)」と崎山が聞くと、「カイシン!(楽しい!)」と会場からの返事に、崎山も「ウォーイェースー(私も!)」と現地の言葉で観客とのコール&レスポンスで会場を沸かせた。
香港でも「ンゴ ウィ ゾイ ライ ガー。ドージェー(絶対また香港に来るよ!ありがとう)」と集まったファンに直接感謝の気持ちを伝えた。
ライブ後半は「国」のしっとりギターの弾き語りで、改めて崎山蒼志の原点を体感する時間に。
ギターを置きマイクで披露した「Pale Pink」では縦横無尽にステージを駆け巡り、会場も再燃。
ライブ終盤、「過剰/異常」からバンドサウンドでの「Samidare」を披露したのち、ラストは満を持しての「燈」。一緒に口ずさむ観客の姿もみられ、改めて会場全体が幸せな一体感に包まれた。
アンコールを含む全20曲を披露し、約1時間30分のライブとなった。
台湾・香港ともに、ライブ終了後もミート&グリートで地元ファンとのサイン会と2ショット撮影会を開催。
滞在時間目いっぱいにファンとの交流を楽しんだ。
崎山も「ライブはとても緊張しましたが、皆さんがとても温かく迎えてくださって嬉しかったです。また、たくさんの楽曲をお届けできるように頑張ります」と感想を述べた。改めて、崎山蒼志の楽曲の幅広さを披露し、初海外での手ごたえを十分に感じた2日間となった。
また、新たに4月からスタートする全国9か所でのライブツアー「Band Tour 2024 “春の滲み”」を発表。2024年は今回の海外ツアーを皮切りに、春のライブなど、精力的に活動の幅を広げていく1年となりそうだ。
[Set List]
01. i 触れる SAD UFO
02. My Beautiful Life
03. Undulation
04. 嘘じゃない
05. 告白
06. 覚えていたのに
07. Heaven
08.I Don’t Wanna Dance in This Squall
09. プレデター
10. 国
11. むげん・(台湾)/時計でもない(香港)
12. 舟を漕ぐ
13. Pale Pink
14. しょうもない夜
15. 通り雨、うつつのナラカ
16. 過剰/異常
17. Samidare
18. 水栓
19. 燈
EN20. 潜水