女優・清野菜名(23)が21日、都内で第10回『日本ブルーレイ大賞』に登場した。
映像コンテンツメーカーや映像機器メーカーが加盟する次世代デジタルエンターテイメントの普及団体「デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン(DEG ジャパン)」が主催。「高画質」や「高音質」などのブルーレイディスクの特長を最も活かした作品を審査する『クオリティ部門』と、売上や話題性など、2017年に注目されたブルーレイソフトを総合的に審査する『カテゴリー部門』に分けて審査を行い、2部門の受賞作品の中から、その年を代表するグランプリ/準グランプリ作品を決定し表彰するというもの。
同賞のアンバサダーに就任した清野はブルーを基調としたドレス姿で登場し、「この度はBlu-rayのアンバサダーとし、私も芸能生活10周年なのでぴったりでとても光栄に思っています」と、ニッコリ。
そして、今年から新設された『アンバサダー特別賞』へ『キングコング:髑髏島の巨神』をチョイスし、「この映画が興奮が終始収まらなくて、自分自身がパニックで息をするのを時折忘れるくらいで、『キングコングでかい!』と思って、映像も綺麗で、迫力ある映画が大好きで、次回作もあると聞いていますし、楽しみにしています」と、胸を弾ませていた。
そしてグランプリがアニメーション『君の名は。』と決定となったことを発表。同作へ清野は「映画館で観ようと思ったら本当に満員で観れなかったんです。それで観れるタイミングがなくなってBlu-rayで観させて頂いて。大好きな映画で何回も何回も名前を呼んでしまっていました。本当に素敵な作品で、こんな素晴らしいアニメがあるんだなって思いました」と、興奮気味に話し、「撮影現場でも自分が年下じゃないので、年齢のことを悩んでいたりしたんですけど、この映画を観て年齢を重ねるのはいいことなんだ、教えてくれてありがとうございましたという気持ちです」と、人生観にも影響を与えたようだった。
終了後の囲み会見では、本受賞式が10年年目と自身の女優としての10年ということで、これまでの活動を振り返ってもらうと、「気づいたら10年経っていてあっという間に大人になっていて、いろいろ苦労もあり、楽しいこともあり、10年はなかなか続けられるものではないので、やってきて良かったなと思います」と、しみじみ。
その苦労の部分を尋ねると「そんな人生はうまくいかないと痛感する時期がありました。最初オーディションとかをたくさん受けていたんですけど、なかなか受からなかったりしたんです。名前がついていない友だちA・Bというところのオーディションでも受からないし、それを続けても受からない。高校を卒業して大学にも進んでないので、バイトにも行ってて、1週間に5回行きましたけど、そんなにお金にはならないとか、家賃をお母さんに頼っていたりとか、電車賃をケチって歩いたりという感じだったので、ここまで来れると思っていなかったし、続けていてよかったって」と、相当に苦労していまの自分があるそうだ。
そこで今後の女優としての活動へ「体を動かせる年齢までは動かして、自分を追い込んでいきたいなって」と、意気込み、アクションのためにもアクロバットやジムに通っていることも明かしていた。
ほかにも、現在開催中の平昌五輪のことへ、「毎日観て泣いているんです。自分も運動が大好きで、そういうのを観るとより興奮して真剣に臨む目線が本当に格好良くて」と、選手たちの佇まいに涙してしまうそうだが、あえてそのなかで挙げてもらうと「最近の羽生結弦選手と宇野昌磨選手の金銀ですね」と、感動を伝えていた。
■各賞一覧
◯アンバサダー特別賞:『キングコング:髑髏島の巨神』
◯ユーザー大賞:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
◯審査員特別賞:『ラ・ラ・ランド』
◯準グランプリ:『モアナと伝説の海』、『ダンケルク』
◯グランプリ:『君の名は。』
●クオリティ部門ノミネート(3作品)
◯『モアナと伝説の海』、『マリアンヌ』、『ストラヴィンスキー「春の祭典」/ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団&ダニエレ・ガッティ(指揮)』
●カテゴリー部門賞ノミネート(8作品)
『ダンケルク』、『シン・ゴジラ』、『ゲーム・オブ・スローンズ 第七賞:氷と炎の歌』、『モアナと伝説の海』、『君の名は。』、『レベル・ハート・ツアー』、『namie amuro LIVE STYLE 2016-2017』、『すばらしき映画音楽たち』