古川雄大、京本大我ミュージカル『モーツァルト!』Wキャスト主演!帝国劇場への想い

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 俳優・古川雄大、アイドルグループ『SixTONES』京本大我が今年8月から帝国劇場上演予定のミュージカル『モーツァルト!』(演出/訳詞:小池修一郎)のヴォルフガング・モーツァルト役をWキャストで主演することが16日、発表となった。

 2002年に日本初演された、音楽家・モーツァルトの35年の生涯に迫った作品。古川は2018年シリーズからモーツァルト役を務めており本公演で3度目、京本は今回が『モーツァルト!』初出演にして、帝国劇場初主演作品となる。なお、本作は改修工事のため2025年に閉館を発表している帝国劇場のクロージングラインアップ作品となっている。

 古川は3度目のヴォルフガング役を演じることへ、「このヴォルフガングという役はこれからのミュージカル界を背負っていくような、若さあふれる俳優がやるべき役だと個人的には思っています」と話しつつも、「しかしながら、2度『モーツァルト!』に携わらせて頂き、この作品そして役の魅力を味わうとまた挑戦したいと思ってしまう、そんなかけがえのない役だと思います」と、離れがたい役とも。それだけに3度目となる本公演へは、「集大成をお見せすることができたら」と意気込む。

 一方、京本はヴォルフガング役へ、「僕にとって憧れそのものです」という。「二十歳の時に『エリザベート』に出演し、ミュージカルに魅了され、もっと勉強したいという思いからDVDや劇場を通して何十回も観させて頂いた作品がこの『モーツァルト!』です。
(井上)芳雄さん、(中川晃教)アッキーさん、(山崎)育三郎さん、(古川)雄大さんという僕が大尊敬する先輩方が繋いできたこの大役を担うこと、本当にプレッシャーですが、今は不安や恐怖よりも、ついにこの役を演じさせて頂けるという喜びが大きいです」と、喜びを噛みしめるように語る京本。とはいえ、「けいこが始まれば今まで経験したことのないようなハードな日々になると思いますので、今はこの喜びの余韻に浸っていたいです」と、笑う。

 帝劇クロージングラインアップにも連なる作品ということで2人へ帝劇への思いも質問。古川は「帝国劇場は僕にミュージカルを教えてくれた場所でもあり、育ててもらった特別な劇場です。さまざまな試練を与えてくれ、それを乗り越えた先に最高の景色を見せてくれました。2012年に『エリザベート』のルドルフ役で帝国劇場に立っていなかったら今の僕はないと思います。心から感謝しております」と、いまの古川を形作ったような場所とも。

 京本は、「『エリザベート』以外でも小さいころからお世話になっている想い出だらけの劇場です。振り返れば初めて帝劇に立たせて頂いたのは中学一年生頃だったと思います。おこがましい話ですが、いつかこの劇場で主演というのを、夢の1つとして、いつからか胸に秘めていました。それが改修工事が入る前にこうして叶うこと、本当に嬉しく思います。帝国劇場へのこれまでの感謝も込めて、ステージに立ちたいです」と、格別の気持ちを窺わせた。

 ミュージカル『モーツァルト!』東京公演は8~9月に帝国劇場にて、大阪公演は10月に梅田芸術劇場メインホールにて、福岡公演は11月に博多座にて上演予定!

 ■STORY
 ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルトとその娘ナンネールは、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5 歳にして作曲の才が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、”奇跡の子”と呼ばれていた。歳月は流
れて、ヴォルフガング(古川雄大/京本大我 Wキャスト)は故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの “才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついには自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。ヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少から彼の音楽の才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の娘であるコンスタンツェとの愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決し、二人の関係はついに決裂する。大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。
 そして、オペラ『魔笛』を成功させ音楽家としての頂点を極めるヴォルフガングの前に、謎の人物が現れ『レクイエム』の作曲を依頼するのだが……。

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