ボーカル&ギター担当の橋口洋平、ギター担当の村中慧慈、キーボード担当の因幡始、ベース担当の小野裕基、ドラムス担当の横山祐介によるロックバンド『wacci』が3日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで全国ホールツアー『wacci Hall Tour 2023~2024 -laugh mix-』ファイナル公演を開催した。
以下、公式レポート部分。
本公演は昨年、全会場SOLD OUTの「wacci Live Tour 2023 ~growing~」を経て、デビュー11年目を歩み始めるwacciの全国ホールツアーファイナル公演。
チケットはSOLD OUTで満員の会場で行われた。
ツアータイトルになっている「laugh mix」はレコーディングにおいて使用される未完成の音源の「rough mix (ラフミックス)」からとり、wacci 5人だけでは未完成のライブを、お客さんの笑顔、拍手、歌声が加わることで、初めて完成となるLIVEをしたいという意味が込められている。
暗闇のステージからバンドの代名詞とも言える「別の人の彼女になったよ」でライブがスタート。
続けて「坂道」を披露した後、ボーカル橋口が「このツアーの全てをぶつけていいですか。」と客席を煽った。そして「豆を蒔かずに幸せを蒔いていこう。」と節分の日にちなんだユーモアあるMCから「Have a good day」、「宝物」とファンと一緒に歌って楽しめる選曲で会場のテンションはスタートから最高潮に。
MCでは「バンドの初めてのライブが渋谷のライブハウスから始まり、今日、ついにLINE CUBE SHIBUYAでSOLD OUTで迎えられたことがとても嬉しい。このライブが終わって、この公園通りを皆さんが下る時には、ライブが完成して明日から生きていく活力になれるような、ライブをしていきたい。」とこのライブに対する思いを語った。
そして「空に笑えば」、「痛い」、「あの子」、「群青」は、LEDビジョンに歌詞を映し、歌詞の良さを改めて感じる演出で披露。
MCではボーカル橋口が「誰に何を言われようと自分らしくいていいと、作った曲がwacciにはたくさんあることをこのツアーで改めて感じた。そこに『好き』の気持ちを加えたこの1曲が沢山の人に広がっていってくれた」と話し、wacciの代表曲「恋だろ」を披露。
ライブも後半にさしかかり、NHKみんなのうたの「まぶたを閉じれば」、各フェスでも盛り上がるアップテンポナンバー「フレンズ」、「最上級」を熱量のある演奏と、レーザーが飛び交う演出で会場は熱気に包まれた。
「お客さんひとりひとりが励みになり救われる大切な存在です。これからもあなたのそばで寄り添えるバンドでありたい。みんな、生きてくれていてありがとう」と「Buddy」を披露し本編は幕を閉じた。
アンコールで再びステージに上がり、「ケラケラ」を観客と一緒に歌い今日一番の一体感をみせた。
そして現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』第2クールエンディングテーマ「愛は薬」と「大丈夫」を披露し「次会う時までみんなそれぞれの日々をがんばって、また会いましょう」とステージを後にした。
華やかな演出とwacciが見せるパフォーマンスで観客を魅了し、盛大な拍手の中このツアーは幕を閉じた。
全国ホールツアーを完走したwacciは2024年秋に過去最大の規模で再び全国ホールツアーを開催することを発表。
次のツアーも売り切れること間違いないので是非チェックしよう。
そして2月28日(水)に自身初となるLIVEアルバム「wacci Live at 日本武道館 2021 ~YOUdience~」を配信リリースすることも決定。
本公演は2021年11月12日に初めて有観客で開催した日本武道館ワンマンライブ。
公演タイトルの“YOUdience”には、無観客から有観客への想いが込められていて、“audience”と“YOU”を合わせた造語となっている。
当日演奏したアンコールを含めた全21曲全てのライブ音源のダウンロードとストリーミングを解禁。
コロナ禍で声を出せないライブのなかでも、audienceの「心の声の一体感」を感じられるライブ音源を是非チェック。