歌舞伎俳優・坂東玉三郎、女優・真琴つばさ、大空ゆうひ、霧矢大夢、姿月あさと、水夏希、凰稀かなめ、俳優・海宝直人が28日、東京・銀座のブルガリ内で『越路吹雪を歌う特別コンサート「愛の讃歌」』制作発表会見を開いた。
昨年春、玉三郎が敬愛している越路吹雪さんの三十七回忌追悼特別公演として、越路さんの晩年の代表作でもあったアズナヴールの名作『愛へ』を歌唱し注目を集めた。越路さんの歌の遺産を引き継ぎ、歌のバトンを次の世代に引き継ぐという玉三郎の熱い思いに元宝塚トップスターたちが応えて集結した公演となる。
それぞれが協賛のブルガリのジュエリーを身に着け登場。玉三郎による『愛の讃歌』や、登壇者全員によるジャジーな感じの『すみれの花咲く頃』と、集まった記者たちを歌声で魅了した。
玉三郎は越路さんについて、「舞台人になるにはどういうことなのか、越路さんの舞台裏を勉強してまいりました。何時に楽屋入りされていたのか、家では何をしていらっしゃったのか、体のケアや集客のためにしていることなどを聞いて、まねをしてきました。舞台にかける人生はどんなことなのか学びました」と、生き方を学んだのだそうだ。
このなかで玉三郎を抜いて男性出演者となる海宝は「いままで歌ったことのないジャンルも歌わせて頂くので楽しみです」と、意気込んでいたがやはり歌舞伎界のトップスターと宝塚のトップスターたちと声を合わせたことへは「ひたすらに緊張します」と苦笑い。海宝に今回声をかけたことへは「男1人で寂しいのでミュージカルから男の人がいればと思って」と、話していた。
玉三郎から「現代の人たちにとっては新曲に近いようのものもありますけど、素晴らしい心の入っている歌をみなさまに披露できればと思っております」と、呼びかけていた。
『越路吹雪を歌う特別コンサート「愛の讃歌」』東京公演は4月12日にNHKホール、大阪公演は5月3日にフェスティバルホールにて!
※初稿にて人名を誤表記しておりました。お詫びして訂正致します。