『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』舞台あいさつ付き応援上映が11日、東京・TOHOシネマズ上野で開かれカナメ・バッカニア役の安野希世乃が登壇し、司会はビッグウエストの畠中雄一氏が務めた。
本作は人気アニメーション『マクロス』シリーズ最新作にして、2016年4月から9月まで2クールにかけ放送されたTVアニメ『マクロスΔ』に新曲、新作カット、新メカを加え改編集版として先月9日から公開。2月25日にはライブイベント「SANKYO presents マクロスΔ 戦術音楽ユニットワルキューレ 3rd LIVE 『ワルキューレは裏切らない』 at 横浜アリーナ」も開催するなど、公開後も盛り上がりを見せている作品だ。今後応援上映を展開していくに当たり、そのレクチャーのために安野がゲストとなった。
この日は7年前に東日本大震災の発生した日とあり、イベント開始時には観客全員と黙祷をささげたり、宮城県出身の安野がその思いなどをコメントしてからスタート(安野希世乃 東日本大震災発生当時を振り返りデビュー作のギャラを全額寄付の思い出……東山奈央のバースデー東北チャリティーライブの夢も語る)。
会場はカナメのイメージカラーである黄色いサイリウムに染まるなかで行われたが、安野自身もカナメを意識したというワンピース姿でのものとなり、安野は「毎回イベントなどでお見かけする方も多くて、よくチケットを毎回手に入れられるなって思うんです」というと、客席からは「人脈!」「愛!」「気持ちで!」など、とにかくさまざまな方法を駆使してやって来ているそう。
応援上映についてのコツは「みんな『Don’t be shy』だよ」と、恥ずかしがらずに声を出すことがポイントと安野。たとえば「イチャイチャしていると『フー!』って」といったところ「初お披露目のお姉さんたちのお風呂シーンとか、みなさんの黄色い歓声で盛り上げて頂いたら、スクリーン内の彼女たちが『まだ、いけるかもしれない』って思ってくれるかもしれません。そこは賑やかしてください。綺麗だよ~とか歌舞伎みたいにマキナ屋みたいな(笑)」と、茶目っけたっぷりのコメントも。
そのポイントを挙げることに熱中するあまりネタバレコメントも飛び出してしまう一幕もありつつそこはご愛嬌だったが、とくに、「命がけで戦うメッサー・イーレフェルトの戦闘シーンは頑張れって応援してほしい!『頑張れ!』って音頭をとってもらって『メッサー!!』みたいな感じで」と、お手本として安野が「頑張れ!」と叫ぶと観客が「メッサー!!」とレスポンスする3度練習し盛り上がった。
ほかにも、劇中でも見られるというペンライト4本を使って作るポーズをしている観客達を見つけた安野は、最前列の客がそのポーズをしてくれたのを見て「これこそ歌は絆、ワルキューレは絆です!」と、ニッコリだった。
そして安野から「大ヒット御礼の舞台あいさつという形で立たせて頂きました。いろんなところからきょうは足を運んで頂いたんだと思うんです。私は普段、あまり来ないんですが上野に足を踏み入れた瞬間にくしゃみが止まらなくて。自然が多いからから過敏に反応してしまって(苦笑)」と、前置きしつつ「マクロスシリーズもこれからまだまだ続けていきたいし、ワルキューレとしていつか東北にも行きたいし、できれば全国でライブができたら最高だろうし、ワルキューレの活動も走っていきたいとメンバー全員、スタッフ全員思ってくれているので、河森正治監督!ぜひ第2弾作ってください!」と、呼びかけた。
ラストは畠中氏の呼びかけて「命がけで楽しんじゃえ!」「ゴー!ワルキューレ!!」というコール&レスポンスを提案。安野によると「私たちもライブが始まる直前に、みんなで絶対にやっているあいさつなんですよ」というものだそうで、観客達と一緒にやってみて「この人数でやると気持ちいい!!」と、笑顔で手を振りながらその場を後にしていた。