ロックバンド『THE ALFEE』の桜井賢(63)、坂崎幸之助(63)、高見沢俊彦(63)、お笑いタレント・ゆりやんレトリィバァ(27)が13日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(監督・脚本:リュック・ベッソン/配給:キノフィルムズ)ジャパンプレミアに登壇し、6年ぶりに来日したリュック・ベッソン監督(58)を迎えた。
ベッソン監督による28世紀の宇宙を舞台にしたSF超大作。『THE ALFEE』の3人は本作の日本語吹き替え版で情報屋トリオのエイリアンであるドーガン=ダギーズの声を吹き込んでおり、“ぶさ可愛い”く、実は5000もの言語を駆使できる優秀な頭脳の持ち主で愛嬌たっぷりながら、金にがめつく、会話をすれば情報料をせびる程のクセがありまくる役を。ゆりやんは宇宙人ダンサー・バブル役を吹き替えた。
まずはベッソン監督が場内のBGMに合わせて踊るように登場。「ドウモアリガト」「コンバンハ」と日本語で切り出しつつ、「日本に来るのはいつも素敵な体験なんです。本当に嬉しいのが、僕のことを信頼してくださって、作品が公開されれば観に来てくださって。30年後にもヨボヨボになっても、車椅子に乗ってでもやってきますので、みなさんも来てください」と、茶目っ気たっぷりで沸かせ、作品へは「みなさんも宇宙飛行士になったような気分で観てもらえれば」と、呼びかける。
続けて、『THE ALFEE』とゆりやんが登場。ゆりやんはセクシーなキャラクターふうな装いでダンスを踊り狂いながらだったがベッソン監督は「そのものだよ、そのかぶってる帽子が」と、ユーモアたっぷりのコメントや、あまりの不可思議な動きにベッソン監督も「リアルエイリアン……」と、漏らすほどでこれには喜びかけたゆりやんはがっくり。
一方の『THE ALFEE』へは、ベッソン監督は「世界中の吹替版があるなのでドーガン=ダギーズは最高な国が2つあります。日本、そしてイタリアです。キャラクターと似ているというのがあって」と、褒めると、3人から笑みも漏れたが、高見沢が「ダメな国は?」と、すかさず尋ねると、「ドイツですね」と即答。これには理由があるそうで、「ドイツという国は好きなんですけど、ドイツ語のセリフで言うとあわなくて」と、お国柄というものだったようだった。
さらに、続編を作ってドーガン=ダギーズの出演はないかと尋ねると、ベッソン監督は「原作は29巻あるし、ドーガンダギーはほぼ出ているので、あとはギャラを上げないで頂ければ」と、一気にギャラ交渉まで行われ、続編があった際の期待をあおることも。ほかにも、ベッソン監督から吹替キャストを務めてくれたお礼に星のネーミングライツ(命名権)をプレゼントされるなど盛り上がっていた。
終了後の囲み会見で高見沢は、「ドーガン=ダギーズはずっと出ているらしいので僕たちも元気なら出たいですね」と、抱負を語り、今後もし声優の仕事があるとすれば、「3人のテンポ感でやるのがおもしろかったので、こういうお仕事があれば『THE ALFEE』を!」と売り込み!
ちなみに、この日は劇場内でのフォトセッションをベッソン監督が早々と切り上げた際に、ベッソン監督の隣にいた桜井は「早く帰りたかったみたいなんだけど、レッツゴーって押されたんだよ俺(苦笑)。自由ですね」と、状況を説明する一幕も。
また、あす14日はホワイトデーとあって、ゆりやんにバレンタインデーに本命チョコをを渡したのかと質問が飛ぶと、今年1月から大阪・なんばに好きになったというお笑いコンビ『霜降り明星』のせいやに渡したと言い出し、「気づいたら好きですとか言うてもうてるとか言えないから」と照れ隠しからか叫びながら告白。
そこまで言わせてしまった報道陣に向け桜井が「あなた責任とってくださいよ」と、フォローすれば高見沢は「カワイイですよね。アピールもグイグイ行くんじゃなくて好感持てますし」と、そっと応援していたが、その後、ゆりやんが嘘か本当か分からないが自分の宿泊しているホテルの部屋番号まで詳細に叫んだため高見沢も思わず「言い過ぎだっての!(笑)」とツッコミを入れざるおえない様子だった。
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は30日より全国ロードショー!