アイドルグループ『なにわ男子』高橋恭平が3月20日に東京・丸の内ピカデリーで開催された映画『マイホームヒーロー』(監督:青山貴洋/配給:ワーナー・ブラザース映画)大ヒット御礼舞台あいさつに俳優・佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、木村多江とともに登場した。
『ヤングマガジン』(講談社)にて連載中の同名作。ひょんなことから娘・零花(齋藤飛鳥)の彼氏が半グレ組織に所属していることを知り、殺してしまい殺人犯になったサラリーマンで父・鳥栖哲雄(佐々木)。半グレ組織には追われたうえ、娘には彼氏を殺したことを隠しつつ、夫の秘密を守る妻・歌仙(木村多江)と力をあわせて命を懸けた闘いに挑む。そんな哲雄に執拗にマークする間島恭一(高橋恭平)も現れ、事態は混迷を極めていく……という、ノンストップファミリーサスペンスが昨年放送されたドラマ版。映画版となる本作ではドラマ版から7年後を舞台に【完結編】が描かれ、ドラマ版出演のキャストは続投はもちろん津田健次郎、宮世琉弥、立川談春、『インパルス』板倉俊之、大東駿介、西垣匠、金子隼也らが追加出演となる。
3月8日に公開されてから12日ということで、今だから話せるエピソードを次ぐ次披露していくことに。高橋は、「恭一のお母さんと再会するシーンで、そのお母さんのセーターが紫色なんです。撮ってるときに、演じていた方と話しているときに、『恭平くんの(『なにわ男子』での)メンバーカラーだよね。だから恭一が贈ってくれた服をずっと着ていると思って』という気持ちで演じてくださったらしくて、それが嬉しくて」と、より気持ちを入れた演技をしてくれたことに喜んだそう。
イベント内ではドラマ版から映画作品と続けて出演し続けたキャスト陣へ“卒業式”ということで、ドラマ、映画と座長として引っ張り続けた佐々木がそれぞれをねぎらうコーナーが開催。佐々木が高橋に向き合うと、高橋は「緊張するなぁ」と、表情を引き締める。
佐々木からは、「『僕、人見知りなんでよろしくお願いします』ってあいさつされて、どんなあいさつやねん(笑)……っていうとこから始まってですね。でも、その正直にこういう役はやりたかったけど、初めてで、どうしたらいいですか?とか現場でのいかたであるとかを尋ねてきて、それは周りの半グレ役の人たちにもそういう態度で接していて。先輩がいるなか自分はいいのかとか、俺に対する遠慮があるとか、自分がこうしたいけどもそうはいかないとか、いろんな思いを持ちながらずっとやってた。それが全部見えるねん。そうやって、可視化できるねんけど、でも、その素直さがめちゃくちゃ可愛くて。これだけ格好いいのに、格好つけないところがいい。なんか全然格好つけずに、ストレートで素直でいつもあるし。言い間違えても『間違ってしまいました~』な、ところが本当にいい子だなと思って。僕は楽しかったです。同じ関西人やし、そして本当に最後ドラマでバディを組めたけど、映画でもしっかりバディが組めたことが、すごくすごく嬉しかった」と、スピーチ。
これを聴いた高橋も、「ありがとうございます!」と何度も伝え「めちゃくちゃ嬉しいっすね」と、笑みが浮かんでいた。
映画『マイホームヒーロー』は公開中!
撮影・文:水華舞