“荻野目ちゃん”こと女優でで歌手・荻野目洋子(49)が15日、都内ホテルで『人生ゲーム50周年事業発表会』に登場した。
株式会社タカラトミーの大ヒット商品でシリーズ累計1500万個以上のセールスをしている『人生ゲーム』が50周年を迎えたことを記念し、さまざまな施策を展開。新商品としてはニッポンの50年を体験できる『人生ゲームタイムスリップ』や『週刊少年ジャンプ』とコラボレーションした『週刊少年ジャンプ人生ゲーム』、アーティスト『B’Z』とコラボレーションした『B’z 人生ゲーム』。さらにイベントでは、ユーザー参加型の『50th 人生ゲームフェスタ 人生ゲーム日本一決定戦』、さまざまな商店街を舞台としたリアル人生ゲーム『まちあそび人生ゲーム』を『まちあそび人生ゲーム in 葛飾』の開催など、まさに50周年にふさわしい豪華なものとなっている。
今年人生50周年を迎えるということでゲストとなった荻野目。代表曲の『ダンシング・ヒーロー』インストゥルメンタルに合わせての登場となり、思わず踊ってしまうなどノリノリでイベントをスタート。
荻野目の人生を振り返る貴重な写真とともに、人生ゲームとともに50周年ということだが、「まだ50歳になってません。ここは大事です(笑)」と、12月10日の誕生日ということを強調しつつ、自身の生まれた年月日へ「1968年、私3億円事件の日に生まれたんです。もちろん記憶にないですけれど、劇的ですよね」と話し、意外なつながりに場内の報道陣を驚かせた。
自身の芸能界入りについても、姉の荻野目慶子が市川崑監督の作品に出演するということで現場についていった先で、慶子の役の子供時代を演じる子役の都合が急きょつかなくなったことから出演したという運命的なことがあったと回想し、「急きょ出てくれということでラッキーですね」と、しみじみ。
アイドルとしてデビューしてからは「先のことは分からないですけど歌が好きで、芸能界に入って、スタッフの方たちと突き進んでいました。与えられたことを、とにかくこなしていくという日々でした」と、目まぐるしいスケジュールの中でも前向きだった気持ちを伺わせる。
一方、人生ゲームについては、「時間のある限り力説したいいくらい!」と熱いものを持っており、「生まれたときに初代の人生ゲームが家にあって、ぼろぼろになるまで年末家族でやってました。お金の束な感じがワクワクしたり。子供が生まれたらお金がもらえるとか疑似体験できて、あとは大人と争える。負けると悔し泣きしたり、これをやらないと年を越せないくらいでした。お父さんにこんな一面があるんだとか、職業によって給料が違うのは子供ながらに勉強になりました。人生ゲームを語らせたら(笑)大好きですよ」と、人生ゲーム愛を語りまくる。
さらには、自身も2001年に高校時代の同級生でプロテニス選手の辻野隆三と結婚し、三女をもうけているが、「ピンク多めですが、ピンを刺しました」と、人生ゲームになぞらえた言い方をして盛り上げ、「家族みんなで遊ぶもの大好きなんですけど、中学生になると、自分のスケジュールで大変になってきて」と、子供の成長に目を細める一幕もあった。
終了後には囲み会見が行われ、こういったイベントは初という荻野目は、『ダンシング・ヒーロー』で再ブレーク状態になっている現状へ「本当にありがたいことですし、子供の時から遊んできたので、人生って山あり谷ありだなって。人生ゲームにも『誰かに騙された』みたいなマスもあって子供ながらに勉強になりましたし、そうやってつつましく生活していたら、今回のようなみなさんに注目されるようなラッキーなことがあったり、まるで人生ゲームのようだなって、本当に思っています。私が本当に驚いています」と、心境を。
今年はどんな1年にしたいかへ、「いろいろなところへ行って新しい出会いをしたいなって。たとえばきょうのゲームイベントもそうですけど、ジャンルの違うフェスとか出させて頂ければ」と、希望を語っていた。
一方、大阪府立登美丘高等学校ダンス部がYouTubeで『ダンシング・ヒーロー』に合わせてダンスした動画で人気に火がついた際に、「普通に携帯で平野ノラさんのツイッターを見ていたら、登美丘高校ダンス部の動画があってワー!すごいって」と、自身も驚いたそうで、「1番嬉しかったのが、スマホが1人1台の時代で会話も減って1人の世界になりがちだけど、それがみんなで同じ話題を共有できたり、お茶の間に世代の違う人が集まったりして嬉しいんです」という状態が生まれたことが嬉しかったそうだ。
それでも、「私自身はあまり変わらないですよ。表に立つ機会は増えましたけど、主婦としては変わらないですし、子育てにゴールはないですし、きょうはゲームを持ち帰って遊びたいなと思っていますから」と、再ブレークでも地に足のついた気取らない様子だった。