俳優・川栄李奈が3月27日に東京・帝国劇場で橋本環奈、上白石萌音、福地桃子とともに4人で主演している舞台『千と千尋の神隠し』(翻案・演出:ジョン・ケアード)自身の初日舞台を飾った。
宮﨑駿監督が手掛けたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』が、東宝創立90周年を記念し、『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアード氏演出により2022年に世界初の舞台化。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿を描く。初演は主人公の千尋役を橋本&上白石のW主演で上演したが、2024年版は川栄&福地も加えた4人で上演されている。
無事自身初日の公演を終えた川栄はカーテンコールでキャスト一同と「ありがとうございました」と頭をさげると「きょうは私が初日を迎えまして……」というと、大きな拍手が寄せられるなか、本日デビューしたキャストを紹介していくこととなり、ハク役の新井海人、夏木マリも初日を迎えたと紹介した。
「帝劇の幕が開いてからも、ここにいるみなさんと、油屋組のみなさんにたくさん助けてもらって、この場に立つことができました。スタッフ・キャストのみなさんはもちろんのこと、きょう来てくださったみなさんの温かい拍手で迎えてくださって、本当に感謝しています」と、厚い感謝を伝える川栄。
続けて、「私は初演を観客として観に来ていましたが、そのときに感じた感動や、なんてすごいものを観たんだっていう気持ちをみなさんにお届けできるように最後まで駆け抜けたいと思います。最後までよろしくお願いします!」と、意気込みとともにコメントを寄せ初日の幕を降ろした。
舞台『千と千尋の神隠し』東京公演は3月30日までの帝国劇場を手始めに、愛知公演は4月7日から同20日まで名古屋・御園座、福岡公演は4月27日から5月19日まで福岡・博多座、大阪公演は5月27日から6月6日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、北海道公演は6月15日から同20日まで札幌・札幌文化芸術劇場 hitaruにて。同時に4月30日から7月20日にはロンドン・ウェストエンドにて上演予定!
■27日公演の主な出演
千尋:川栄李奈
ハク:新井海人
カオナシ:中川賢
リン/千尋の母:華 優希
釜爺:田口トモロヲ
湯婆婆/銭婆:夏木マリ