俳優・荒井敦史(24)、岡山天音(23)が17日、東京・新宿武蔵野館でW主演映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』(監督・脚本・企画:作道雄/配給:エレファントハウス)初日舞台あいさつを望月歩(17)、吉沢太陽(15)、阿部進之介(36)、作道監督とともに開いた。
ロードバイクに青春を捧げた若者たちの姿を京都井手町を舞台に描いた作品。荒井と岡山は中学時代ロードバイクに熱中した友人で、その数年後プロのロードレーサーとなるも挫折してしまう勇利(荒井)、逆に社会人になりロードバイクすら乗らなくなり夢もない洋介(岡山)を演じている。
岡山から一昨年撮影されたことが明かされ公開へ万感といった様子でスタート。ロードバイクに乗るために全員で練習したという荒井は、「河川敷でやりまして、なかでも阿部さんは駅集合したときに、サングラスかけて外国人選手が来たみたいで」といえば、岡山は「ロードバイクの先生かと思いました」と、思わず驚いたという話に思わず阿部がツッコミを入れ和気あいあい。
その練習風景へ荒井は「普段の自転車じゃない細かい技術が大変で、ペダルが本格的仕様になったときに、2、3回くらい倒れて。自分から倒れないとけがするので倒れそうなときはそのまま倒れていました」と、違いがあったと証言。それを経ての撮影で、岡山も「吹き替えなしで、顔が映らないところは代役がいるということはなかったのでレースシーンも自分たちで走っているので大変でしたね」と、しみじみ。
そんな撮影は体力勝負にもなったようで、岡山は「結構な距離を選手たちと並走していて何回か撮り直していたんです。それをやっているときに下半身の力を感じなくなるところがあって」と、告白し、荒井はその当時へ、「スタッフの方がやってきて『天音さんが倒れました!』といわれて、大人に抱えられて運ばれていく天音くんが、優しい外国人エキストラの方から『甘い物を食べなさい』と言われていて」と、状況を説明。
岡山はそのときのことへ、「人生であの感覚はなかったので怖かったです。下半身がないんですよ。全然立てなくなっちゃって」と、頑張りが伝わってくるようなエピソードも披露された。
一方、望月は荒井演じる勇利の中学時代、吉沢は岡山演じる洋介の中学時代を演じている。望月は荒井の中学時代を演じられて「嬉しかったですよ」と言っていたが、吉沢は「最初(岡山のことが)よく分かなんかったんです。初めてお会いしたときに、TVで観たことある!って」と、岡山を知らなかったことぶっちゃけ笑いを誘っていた。
最後に、「いろんな方の協力のもと、人生の葛藤だったり分岐点みたいなものや、こういうことがあったなと懐かしさを感じる作品です。何かを感じ取ってもらえれば」と、呼びかければ、岡山からも「監督はじめキャストみんな思いを込めて大事にここまできた作品です。何か引っかかってくれればと思っています」と、思いを伝え次の舞台あいさつへと向かっていった。
映画『神さまの轍‐Checkpoint of the life-』は新宿武蔵野館、アップリンク渋谷、イオンシネマ板橋ほか全国ロードショー!