（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
俳優・中川大志が4月8日に都内で新ドラマ『滅相も無い』（MBS系・火曜・深夜0時59分～）完成披露トークイベント＆1～2話先行上映会に染谷将太、上白石萌歌、森田想、加藤拓也監督とともに登壇した。
正体不明の巨大な“穴”が現れたという日本が舞台。その穴を神として、「穴の中には救済がある」と唱える小澤（堤真一）が現れ団体化するなか、リゾート施設に8人の信者が集まる。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、それぞれの理由を話し、記録するということが行われており、入る予定が早い順から話を始めるのだが……という物語。中川は一番早くに穴に入る川端役。幼い頃から怒ることができなかったこと。そして、怒れないまま大人になっていったことなどを語っていくという役どころとなる。
ストライプのセットアップに白いシャツ姿で登場した中川。「加藤さんの作品は舞台で拝見させて頂いたんですけど、現実世界に突如、穴が現れて……というリアルと非現実が隣り合わせにあるという世界です。でも、もしかしたら、自分たちの日常にも訪れるかもしれないという気持ちと、演劇と映像をミックスした手法でというので自分たちも想像できない部分もあったので、撮影に入るのが楽しみでした」と、振り返る。
さらに加藤監督の撮影手法は特徴的なのだそうで、中川は「演劇的な撮り方をしていて一発にかける集中力というか。同じ時間軸でキャスト・スタッフが集中していた瞬間ががたくさんあって、それはシビれました」と、感じ入ったそうだ。
加藤監督に質問するコーナーも行われたが、中川は「いつも淡々と、ひょうひょうといらっしゃる感じがしているんです。Huー!!!ってテンション上がることあるんですか？」と尋ねると加藤監督は冷静にジェットコースターで「怖いなー」と思うことはあるそうだが、叫んだりはないそうで、中川は「逆にイメージ通りで」とほっこりしていた。
染谷の穴にツッコミを入れる中川
作品にちなんで、自身が撮影前にイメージしていた穴を絵で表現。中川は「街中に穴が開いていて、ヘリコプターとかロープを垂らすと思って」と解説するとともに、森田や加藤監督が空間に縦型の穴がでk知恵居るのを観て驚く様子を見せていた。
そして中川から「すっごい面白いです。面白くなってました！みなさん芝居が上手い人ばかりなのでドキドキドキドキしちゃって。すっごい刺激的な現場でした。加藤監督が紡ぐ世界観や言葉を楽しんで解釈して落とし込んで、演じさせて頂きました。未知なる新しいエンターテインメントづくりをしている時間という感じで、とにかく面白いです！楽しみに観て頂ければ！！」と、メッセージを寄せていた。
ドラマ『滅相も無い』はドラマイズム枠にて4月16日より放送スタート。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
客席を縫って退場