アイドルグループ『AKB48』の“ゆきりん”柏木由紀が4月30日に東京・秋葉原のAKB48劇場で『AKB48 柏木由紀 卒業公演』を開催した。
2007年に15歳で『AKB48』3期生としてデビューした柏木。6233日という歴代最長の『AKB48』グループ在籍日数を誇り、常に最前線でグループ全体を牽引。2024年3月16日に神奈川県ぴあアリーナMMで行った卒業コンサートは、大勢のOGメンバーもサプライズで駆けつけ話題となった。そして本日4月30日のAKB48劇場での卒業公演をもって17年間のAKB48人生に終止符を打つこととなった。
会場には総合プロデューサーの秋元康氏からサプライズで手紙が寄せられ、向井地美音が代読した。
■以下、手紙全文。
柏木、結婚、おめでとう。あっ、間違った。卒業、おめでとう。色々、お祝いメッセージを頼まれるので、混乱してしまった。すまん。
思い起こせば、17年前…AKB48の3期生オーディション、おや、あの頃は、“3期生”なんて呼び方はしなかったなあ。
何しろ、AKB48を作った当初は、毎日、二公演、土日は三公演して、これは、1チームだけじゃ足りないと、チームKを作り、それでも、足りないということで、チームBのオーディションに来てくれたのが君でした。
開店早々のめっちゃ忙しいスーパーの求人広告に応募してくれて、今日まで頑張ってくれたベテランさんみたいな…
でも、君はすごい。
決して、恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を言うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた。
みんな、なんでだと思う?
『それがアイドルだから』
柏木はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割に文句を言う前に、まず、この場にいさせてくれてありがとうございますって、ファンや神様に感謝していたんだよ。
後輩たちは、ずっと、そんな柏木の背中を見て来た。ファンもね。
だから、柏木のファンって、ずっと応援してくれる。
柏木由紀は連続ドラマなんだ。
単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと、見続けないとわからない。
ファンのみなさん、後輩たち、これからも、見続けてください。柏木由紀の物語。
柏木、いつまでも、お幸せに!じゃなくて、いつまでも、応援しています。
秋元 康
以上
また卒業公演後には、劇場の入ったビルのバルコニーからファンへ最後の挨拶を敢行。2017年12月26日の「渡辺麻友 卒業公演」以来の実施となったバルコニー挨拶。駆けつけた大勢のファンに向けて「今まで先輩や同期が卒業するときにここで挨拶するのを見ていて、自分が卒業する時にこれってできるのかなと思ってたんですけど、最後ここからみなさんにごあいさつできて、もう本当の本当に思い残すことはないです!今この瞬間を含めて17年間毎日、みなさんのおかげで楽しいアイドル人生を送れました!本当にありがとうございましたー!」と別れを告げていた。
※記事内写真は(c)AKB48