中村倫也 劇団☆新感線公演へ「なんすかそれ(笑)」と至極真っ当なツッコミ

中村倫也 劇団☆新感線公演へ「なんすかそれ(笑)」と至極真っ当なツッコミ3

 俳優・中村倫也が5月13日に都内で 劇団☆新感線の最新作のいのうえ歌舞伎『バサラオ』製作発表会見に俳優・生田斗真、西野七瀬、粟根まこと、りょう、古田新太、脚本を手掛ける中島かずき氏、演出を手掛けるいのうえひでのり氏とともに登場した。

 劇団☆新感線の44周年興行で主演の生田の生誕39年を記念してのサンキュー公演となるという本公演。ヒノモトと呼ばれる国で南北朝を彷彿とさせる時代を舞台に、自分自身の美しさを武器に天下取りを目指す男、そんな男の参謀としてバディとなる謎多き男、そしてイキすぎた自分の信念のために裏切り裏切られる人々のダークなトーンの物語となる。

グレーストライプのセットアップで登場した中村。その役どころとしては幕府の密偵だったが、天下取りの野望を持つ主人公・ヒュウガの参謀としてバディを組み共に天下取りを目論むも一筋縄ではいかない謎の男・カイリ役を演じる。

 今回のオファーがきたときに「決まった時というか、『斗真くんが出るよ、新太さんが出るよ』といわれて、混ぜてよと言いました」という気軽な感じから始まったそうで、「主演じゃなく出演するのが久しぶりなんです。そうして台本を読んでみたら、主演より出番が多くて。これは気を引き締めて挑まないとと思いました」と、出番が多いことに喜ぶとともに嘆く。

 すると、隣にいた中島氏から「気づきましたか」との声が挙がるとともに、なぜそうなっているのかへヒュウガがあまり自分のことを語らないため「説明役が倫也くんになってて。ごめんなさいね」と、謝っていた。

 中村は「気になったんですけど、劇団☆新感線で劇団員以外でお祝いされる公演ってあるんですか?」と、疑問の声を発すると中島氏は「ありませんね」と即答が返り、中村は「なんすかそれ(笑)。劇団員の生誕を祝った方がいいのでは」と至極真っ当なツッコミをいれつつ、「でも、結果的にサンキュー公演でご一緒できて嬉しく思っています」と、しっかりお祝いしてまとめていた。

 いのうえ歌舞伎『バサラオ』福岡公演は7月7日から8月2日まで博多座にて、東京公演は8月12日から9月26日まで明治座にて、大阪公演は10月5日から同17日までフェスティバルホールにて上演予定!

 (詳報記事:中村倫也 生田斗真は「人生で圧倒的に美しい」で会場爆笑!古田新太から◯もらう

 ■ものがたり
 南北朝を思わせる混乱の時代。
 「ヒノモト」に生まれ、裏切り御免の世を征(ゆ)く男が二人。
 「俺が好きに生きるのを、誰にも邪魔はさせない」と、“バサラ”を嘯く眉目麗しい男・ヒュウガ(生田斗真)。
 幕府の密偵を務め、聡明で弁の立つ謎多き男・カイリ(中村倫也)。
 “狂い桜”の華の下、二人は出会い手を結び、流刑の身だった天子・ゴノミカド(古田新太)を担ぎ、幕府転覆を企てる。
 その陰で蠢く思惑、謀りの連鎖――。
 善人の皮を被った悪党どもが、道なき道を赤く染め、バサラの宴が今始まる。
 時代の変わり目に現れた輩が導く先は、地獄か、それとも極楽か?

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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