『タッキー&翼』の滝沢秀明(35)、『Hey! Say! JUMP』の有岡大貴(26)、女優・門脇麦(24)が5日、東京・神田明神で映画『こどもつかい』(監督:清水崇/配給:松竹)大ヒット祈願イベントを清水監督とともに開いた。
『呪怨』シリーズなどを手がけるなどJホラーシリーズの第一人者・清水監督の最新作。主演の滝沢は“こどもの怨み”をたくみにあやつる“こどもつかい”という役どころで、悪い大人たちを呪い、次々と恐怖のどん底に突き落とあの世へと送っていくという役どころとなる。
滝沢は第一声から「僕自身、ホラー映画というのは初めてでまさに勝負の作品となりました。非常に手応えを感じますし、劇場公開を楽しみにしています」と、公開前から自信を見せると、清水監督は「滝沢さんを主演でホラー映画を撮ると夢にも思ってもいませんでした。それと同時にプレッシャーを感じて僕自身にも挑戦の作品になっています。滝沢さんから手応えを感じていると言ってくださって、少しだけ安心した気分です。あとは有岡くん演じる子供の霊に……」と、イベントでは恒例となりつつある“有岡イジり”も入れ、有岡は「子供の霊じゃないですよ!」と、ツッコミを入れ和気あいあい。
その有岡も「いたずらを仕掛けたいたずらっ子のような気持ちで、観ていただいた方の反応が楽しみな状態です」と、こちらも公開を待ち切れない様子を見せた。
今回の作品へ滝沢は「いろんな方に『ホラー苦手で観たくない』とか『(怖くて)観れないかもしれない』と声がすでに届いているんですけど、逆にそれが今は嬉しいというか。僕らとしては、『あっ、やったな』というような気持ちです」と、恐怖が宣伝されていることにしてやったりという気持ちだそうで「ただのホラー映画ではなくて、いろんなメッセージが詰まっている作品なのでいろんな人に観てほしい気持ちです」と、作品の奥深さも口にした。
ホラー作品というと、撮影中にホラー体験するというエピソードが数多く聞かれるが、有岡は「僕だけ撮影前のお祓いに参加できなかったです」と話したが、現場でよくある機材の故障のみでとくに何もなかったよう。これに清水監督は「またもし次ホラー映画を撮ることになるとキャスティングしづらくなるんですよ。宣伝にもなるけど営業妨害にもなるんです。ジャニーズさんとまたお仕事させて頂きたいんでお願いします」と、何事もない方が清水監督としてはこの先に効果があると現実的な話もあり、報道陣を沸かせた。
劇中では、廃病院でも撮影したそうだが、滝沢は、「普通なら不気味な場所なんでしょうけど、子供がいるので、明るい現場でした。まとめるの大変でした」と、ほのぼのしていたのだとか。一方の有岡と門脇は廃屋にも行ったそうで、門脇が「床が抜けていたり、2階に穴が空いていたり」という場所をめぐったそうで、有岡も「恐怖のツアーですよ」と、こちらは恐怖体験になったようだった。
また、6月6日は“恐怖の日”となっていることから滝沢へ恐ろしいと思っていることはないかと質問が挙がると、「有岡の笑顔ですかね」と、ニヤリ。これに有岡は「笑いにくくなる!笑顔が売りなんですから!!」と、猛抗議だったが、滝沢は、「有岡の事が分からなくて、この映画を観ると騙されちゃうんです。いま有岡の呪いにかかっているんです。最近プロモーションで毎日、会うんですけど、会うとおかしくなるんですよね」とも。
これに有岡は「ちょっと納得いかないですね。僕が本当に恐ろしいと思っていることで挙げようと思っていたんですけど、滝沢くんとの距離感のことなんです。滝沢くんとはどうもね、一枚薄い壁があるような気がしているんです。徐々にお近づきになっているとは思うんですが」と、滝沢と距離を詰めようとする。すると、滝沢は「仕事の関係だからね(笑)」と、ひょうひょうで、有岡が肩を落とすと、滝沢は「きょうお祈りしよ」と、このあとのヒット祈願に話をつなげていた。
滝沢から「新感覚になっていますのでご期待ください!」とPRしていた映画『こどもつかい』は17日より全国ロードショー!