俳優・中村倫也が5月18日に東京・新宿ピカデリーで映画『ミッシング』(監督:吉田恵輔/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開記念舞台あいさつに俳優・石原さとみ、青木崇高、吉田監督とともに登場した。
ある日突然、愛娘が失踪。懸命に待ち望みながらも、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親・沙織里(石原)とその家族を描いている。
イベント中に、中村は次々に話を差し込める場所には差し込んでいくことに。作品に出演している俳優・森優作が吉田監督が好きなことを中村が「かわいい、かわいいって言ってて」と明かしたかと思えば、司会が「映画のイベントっぽい質問ですが、優しい気持ちになれたエピソードは?」と問いかけた際に、吉田監督は「映画のイベントっぽいですね」とぼそっというと、中村は、「もう1回こすらないの!」と、たしなめて笑いを誘う様子が。
その優しい気持ちになったエピソードへ石原が義両親が孫のために、DIYでテーブルを作ってあげたという話に反応。「俺に言ってくれたら作るのに~」「電動工具がほしいときは貸しますよ」と、かなり本格的にDIYをしていることを窺わせ、「よくホームセンターでツーバイフォーとか、機材をレンタルしたりとか、斜めにしないとエレベーターに入らなとかしてます」と、材料の持ち込みまで事細かに話す。そのDIYで何を作っているのか石原が尋ねると、「文庫・新書・Blu-ray・新装版の漫画とかで、ピッタリハマるサイズのものを作ってます」という中村。ついには「今度は親御さんに張り合いに行きます」とまで言い出し、石原を爆笑させる。
続けて、自身の優しい気持ちになったエピソードとして、「この方です」と隣りにいた石原をさし、「こういう真面目な作品の取材でも、ちょけたくなる性分で、恐る恐るちょけてみたんです。そうしたら、全然怖いことが返ってこなくて、毎回毎回ちゃんとツッコんでくれて」と、石原がツッコんでくれて嬉しかったのだとか。
さらに中村は、石原が「最近スマホのことでも優しいなって。僕デバイスとか弱いんですよ。携帯の進化についていけないんです。同い年のおねえさんが教えてくれて、困ったらメールをしたいと思います」と、頼りたくなるほどの腕前と話す。すると吉田監督も反応し劇中でも石原の携帯を打つ速度がとくに何の指導をしなくても速かったと明かし、中村はこれを感心しながら聴き入り「困ったらこれから聞こうと思いました。デバイス女優、ホリプロのデバイス部員ですね」というと、これに石原はツッコんで返し、「こうやってツッコんでくれるんですよ!優しいでしょ!」と、見事なオチをつけていた。
映画『ミッシング』は公開中!
※吉田監督の「吉」つちよしが正式表記
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ