記者のカメラに“ひょっこり”風な対応でお茶目な福山（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
アニメーション『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』（監督：福田己津央／配給：バンダイナムコフィルムワークス、松竹）フィナーレ舞台あいさつが5月18日に東京・丸の内ピカデリーで開かれキラ・ヤマト役の保志総一朗、ラクス・クライン役の田中理恵、アスラン・ザラ役の石田彰、アルバート・ハイライン役の福山潤、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘、福田監督が登壇した。
2002年10月より全50話で放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』、04年10月から続編となるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送された人気作の約20年ぶりの完全新作。『SEED DESTINY』以降の世界で起こる戦いが描かれている。その反響は高く今年1月26日より公開され、5月18日付で興行収入47億円、観客動員280万人を動員している。そんな本作が公開17週の5月23日にて全国規模での上映は終了となり、フィナーレ舞台あいさつと銘打ったイベントを開催することとなった。
ここまでの反響を呼んだ理由をキャスト陣に質問。福山は保志、田中と答えていくなかで自身もその質問を「答えると思っていませんでした」とちょっぴり油断していたようだが、「人間の進化とか扱っていて、『SEED』シリーズってエンターテインメントとしての器が大きいなって感じています。愛憎とかもありながら、結構面白いと思うところもふんだんに盛り込んでいると感じています。本作で1つの結実もしますが、面白いという懐が深いなって感じています」と、サラリとひねり出して回答。この安定ぶりに福田監督は「10年、20年一緒にやっているような感じ」と、たたえて2人で笑い合う様子も。
今回、本作のイベント初登壇という福山は「初日千穐楽です」と笑いつつ、自身にとってどんな位置づけかへ、「ガンダムってタイトルだけでも、絶大なタイトルで、声優の道に行ったというくらい大きな作品にかかわらせて頂いています。作品づくりの面白さ、僕だけの話で言うと早口ということをピックアップして頂けて、早口でいろんなところで報われたなという気がしているんです」と、自身の起用に感謝。
さらに、「小学校2年生のときにガンダムが好きすぎて、将来の夢は『ガンダムを作る』というのを書いていたんです。それで（役柄的に）ガンダムを作れたので、あの頃の自分に“約40年後にそうなるぞ！”って言いたい。奇跡ですね」と、幼少の夢を叶えたと笑みが浮かぶ。すると福田監督が「“ギアス”を使われちゃった気分」と、福山の代表作の1つ『コードギアス』シリーズをふまえたコメントをして福山は「監督がそれ言うんですね」と、目を丸くしてビックリしていた。
最後に福山から「出演できて、こんなに褒められたことないくらい褒められたんです。その褒め言葉の中に、『ガンダムSEED』への愛があるんだなという言葉が入っているのが新鮮な体験でした。これから初めて観る方も1つの作品としての、いろんな思いの詰まった1つの時間になっています。最後まで余すことなく楽しんでもらえたら幸いです」とメッセージを寄せていた。
その後、記念撮影の際には記者から眼鏡を触るようにリクエストを受け福田監督と一緒に眼鏡を触ったり、隣にいた保志の後ろから“ひょっこり”出てくるようなポーズをとったり、記者たちをも楽しませるお茶目な一幕も見せていた。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は公開中！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
眼鏡を触るようにリクエストされて触ってみる
福田監督も真似してくれる
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