『スター・ウォーズ:アコライト』日本最速特別上映会イベントが6月4日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ日本語吹き替え版のソル役の諏訪部順一、メイ役のファイルーズあい、ヨード・ファンダー役の武内駿輔が登壇した。
『スター・ウォーズ』シリーズから『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前のジェダイ黄金期を舞台に、銀河の謎とダークサイドの勃興と台頭を追うオリジナルドラマシリーズ作品。シリーズで展開している光と闇の闘いを<ダークサイド>の視点から描く。戦争もなく平和に包まれていた“光”の時代に、銀河に忍び寄る“ダークサイド”誕生の謎に迫っていく。
諏訪部が声を当てているソルは内面に葛藤を抱えるジェダイ・マスター。ファイルーズは不穏な謎に引き寄せられ闘いの渦中に巻き込まれていくミステリアスなメイ役。武内が声を当てるヨードは、規則を重んじるがゆえに融通の効かない若きジェダイという役どころとなる。
会場にやってきた声優陣。そのなかで諏訪部と武内はなんとジェダイをイメージしたローブとライトセーバーを携えてやってくることに。諏訪部は笑顔を浮かべれば、ファイルーズは「2人に見せびらかされて」と、悔しがって盛り上がるなかでスタート。
起用が決まったときの話題がまずは振られる。ファイルーズは「私の周りでも愛情深くされている方が多いんです」と反響の高さに驚いたのだとか。
諏訪部は「とっても嬉しかったです。世界中で愛されている作品ですので、それに連なる作品です。ついにキャストに入れて頂いて嬉しく思います」と、大きく感情が動いたそう。ちなみに、「過去に『スター・ウォーズ』シリーズ作品のオーディションを受けたことがあるんです。それがナレーションで。結果でもなくなったんです」と明かしたが、「これ言ってよかったのかな消されるかも」と、過去の体験を恐る恐る話して観客を沸かせていた。
武内は「いままで楽しんでくださった方でも、こんな『スター・ウォーズ』観たことないという色づかいとかもしていたりして、僕自身やっていて楽しかったので、早くみなさんに観て頂きたいです」と、アピールした。
続けて、自身と『スター・ウォーズ』との出会いについて。ファイルーズは本作のオーディションを受けて初めてシリーズに触れた初心者なのだとか。それだけに、「オーディションは何の作品のオーディションか分からずに、会場に行って台本を渡されて映像を見せられて、ジェダイとかフォースって聞いたことあるってなって(笑)」という、声優業ならではの出会いだったといい、「私なりにした演技が、なんとか心に響いてもらえたみたいで御縁があったことを嬉しく思っています」とアフレコの話題も絡めて話す。
諏訪部は『帝国の逆襲』からだったそうだが、そこからオーディションの話題に移りファイルーズと同じく「何役を受けるのか分からずにいて。台本を頂いて、これもしかして……って」と、胸が躍った瞬間のことを語るとともに、役が決まってからあらためて、シリーズを観直したそうで、「浪川(大輔)くん声若いなって」とも。
武内はダースベーダーの呼吸音のマネをするくらい幼少時代好きだったといい、「アナキンが好きなキャラクターです。浪川大輔さんの演技も聴いていつか、出られたらと思っていて。出演できたことで『スター・ウォーズ』の世界観をより身近に感じられるようになったのが嬉しいです」と、コメントを寄せた。
さらに、キャラクターを深堀り……することになったのだが、少しでもキャラクターの内面的なことに触れると即ネタバレにつながってしまうようで諏訪部は「内面的なことをいうとネタバレになっちゃう」と、苦笑い。武内は「ヨード、ヨード……」とヨードを1声ごとに声色と表情を替えながら連呼してそれがネタバレにつながりそうだとばかり司会から思わず止められたり、「サスペンス要素があって作り込まれている」といえば、諏訪部は「ソルはよくできたジェダイです」と言うにとどめる。ファイルーズも発言しようとしたが1土はとどまりつつ「1つこれだけは言わせてください!」と、身を乗り出す。何が飛び出すのか注目が集まるなか「アフレコは普段の倍はかかっています!」とのことだった。
そしてファイルーズから「『スター・ウォーズ』初心者でも『アコライト』は初心者も入りこみやすい作りだと思います」と話すとともに、『スター・ウォーズ』好きの音響監督の方も太鼓判だったとアピール。諏訪部は「ライトセイバーカラフルな感じで綺麗です。赤の持っているヤツ出てくるじゃないですか。見応えがありますよ」とのこと。
武内からは「戦闘シーンも実戦的で血で血を洗う、戦闘の感じです。匂いまで伝わてくるような妙な生々しさ。人間関係対、人関関係も、すぐ仲良くなったり、悪くなったりだけじゃない描き方が、僕が思う魅力的な描き方だと思っています」という。これに諏訪部が付け足しで、「思いとエゴが入り混じっています。それと古参ファンが観てニヤッとするような部分もあるので、ベテランの方は楽しんでほしいと思います」とメッセージを送った。
『スター・ウォーズ:アコライト』は6月5日よりディズニー公式動画配信サービス・Disney+(ディズニープラス)で初回2話日米同時独占配信開始!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ