俳優・佐藤健が6月11日に都内で映画『はたらく細胞』(監督:武内英樹/配給:ワーナー・ブラザース映画)製作発表会見を俳優・永野芽郁、武内監督とともに登壇した。
漫画家・清水茜氏が『月刊少年シリウス』(講談社)で連載していた細胞を擬人化して描く作品が原作。現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒット作なっており2018年にはアニメ化もされ人気を博している。永野は赤血球役、佐藤は赤血球とともに体内を守る白血球役となっており2人はW主演となる。
オファーを受けたときに佐藤は「僕は漫画を読んで、とにかくこの世界観に惚れてしまったんです。白血球役ってイメージが湧きましたね。 イメージしか湧かなかったです。逆にこれをやらなかったら、今まで俺は何をしてたんだろうって。そこまでこの作品、この役をやるために俳優として頑張ってきたんだなって思いました」というほどの衝動に駆られたそう。
さらに佐藤は本作を「『僕、この映画のジャンルは何なんだ?』って聞かれたら、“ヒーローもの”だって答えるんですよ」という。その前提として自身のなかでのヒーローものの定義があるそうで「アクションがあるからというのもあるんですけど、ヒーローものの要素があって、罪もなき市民、その人を脅かす悪がいる。その悪をやっつけるヒーローがいる。この3つがあればヒーローものなのなんです」という佐藤。
続けて、本作へ「今あなたの体にこう侵入してきた悪のウイルスをやっつける。悪のウイルスをやっつけるヒーロー。われわれ細胞がいて、これは間違いなく、自分の体の中にいる史上最小のヒーローだなって」と、熱弁。
また、佐藤といえば2007年の『仮面ライダー電王』の主人公・野上良太郎/仮面ライダー電王役を演じている。それもあってか「僕は過去に変身してヒーローをやっていた時期がありますので、僕はそういうジャンルにはうるさいというか自負があるんです。冗談ではなく気合を入れて演じさせて頂きました。気分がすぐれなかったり、体調がすぐれないときに、自分の胸に手を当てて自分の体の中でたくさんのヒーローが戦っているんだなと感じてください」と、話していた
そして、「内容は間違いないと思っています。あとはいかにヒットするかだと思っています。こういう作品が大ヒットしてほしい。そんな世の中があってほしい」と、願いを込めつつ「公開を楽しみにしていてください」とメッセージを寄せていた。
映画『はたらく細胞』は2024年12月公開予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ