俳優・西野七瀬、高良健吾が6月12日に都内式場で『1122 いいふうふ』ドラマ完成披露宴を高畑充希、岡田将生、吉野北人、今泉力哉監督とともに登場し、司会はタレント・LiLiCoとともに開いた。
漫画家・渡辺ペコ氏のマリッジストーリー『1122』がドラマ化され6月14日よりPrime Videoにて世界独占配信されることを記念してのイベント。“婚外恋愛許可制”つまり“公認不倫”で関係を維持するちょっと変わった“夫婦のカタチ”を描いたラブストーリー。高畑と岡田は一子(いちこ)と二也(おとや)夫婦役でW主演にして初共演を果たす。
西野は岡田演じる二也(おとや)と生花教室で知り合い“恋人”となる志朗の妻・柏木美月役。高良は妻・美月の夫で子育ては妻の仕事と割り切るビジネスマン・柏木志朗役を演じているという夫婦の役どころとなっている。
西野は「何が起こるか分かっていても楽しみで」といえば高良も「観るのは一瞬でした。2日で観終わりました」というほどのめりこむ出来だったという。
撮影で、西野は「現場で悩んだ顔をしていたと思います。今泉さんが、私のことを細分化してくださって、自分自身の自覚していない癖を言い当ててくださったんです。自分的には難しかったし、挑戦だったけど、確実に自分の中になにか残るものがあったと思います」と、手応えがあったそう。
高良は「脚本を読んだときにめちゃくちゃおもしろいなって。自分は独身ですけど、なんで、（作中の人物の）気持ちが分かるんだろう！とか、結婚したときに気をつけないとと思ったり。それで完成品を観たときに、こういう感じで人がすれ違っていくのかとか、勉強になる作品でした」と、感じ入ったそうだ。
西野は撮影中の声のトーンなどは本日のイベントと同じような感じに静かめでも通じ合っているものだったそうで、高良も「一緒に部屋に居て一方が外を向いているということはなくて」と、居心地が良い感じだったそうだ。
今泉監督は、西野へ「お話の感じで、一見嫌われそうだったんですけど、品の良さでそんな感じに見えなくて。高良さんの真面目さもあって、このキャストで良かった」と言わしめるほどだった。
また、作品を通して結婚への考え方が変わった？との質問も。現実では、今年3月末に俳優・山田裕貴と結婚した西野だが、撮影中は結婚前だったそうだが「大きく結婚というものに対して考えがかわったということがなくて。そんなに結婚願望が強く変わったわけではないですけど、今そうなってるので」と言いつつ、気恥ずかしかったのか顔を真っ赤にしながら話す。続けて、西野は「周りからしたら（結婚したことは）大きな変化ですけど、自分からしたらそんなに変わってないなって思って」という。
しかし、今泉監督は、「撮影したときは結婚されていなかったんですが、そのアフレコのときには結婚されていて、おだやかになっていて、それ（結婚）が作用しているのかなって思いました」というと西野は聞き入る様子が。ここで、LiLiCoが「結婚って突然やってくるので、変わらないですよね」と声をかけると、西野は「私もそんな感じでした」と頷いていた。
一方、高良は仕事で地元に帰った際に仲間と集まったそうだが自身のみ独身だったそうで、「何も言ってないけど結婚している人もいて、みんな子供がいるんです。いいなぁって思いました。いつか機会があればしてみたいですよね」と、願望をあげていた。
ほかにも劇中曲にスピッツの楽曲が使われているそうだが、西野は「スピッツさんが好きなんです！いつかスピッツさんの曲が流れるような作品にと思っていたので」と、ニッコニコで振り返っていた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
どこかほんのり赤くなりつつ話す西野
