高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見7

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生が6月13日に東京・日比谷のシアタークリエでミュージカル『ガールフレンド』(翻訳・演出:小山ゆうな)開幕記念会見を行った。

 アメリカのシンガーソングライター、マシュー・スウィートが1991年にリリースしたCDアルバム『GIRLFRIEND』。乙女心をくすぐる甘く切ないメロディーかつパワフルなサウンドが収められたアルバムをベースにした作品。ネブラスカ州の小さな町を舞台に、ミックステープがつなぐ甘酸っぱいポップでロックなジュークボックスのようなミュージカルとなっている。ウィル役、マイク役の2人の役者のみで構成されている青春時代の初恋を思わせるような距離感などが楽しめる。

 学校に馴染めないウィル役をトリプルキャストで演じる高橋、島、井澤。野球部でスポーツ万能で友人たちからも人気のあるマイク役をトリプルキャストで演じる萩谷、吉高、木原の6人が勢ぞろい。

 現在の心境を色でたとえるよう振られた6人。

 高橋は「真っ白かもしれないですね。お客さまに観ていて完成すると思うので、今まで作ったものをいい意味で忘れて、みんなで作るガールフレンドの色になればと思っています」。

 萩谷は「キラキラに燃えています。今着ている衣装もオレンジですし」というと、ほかの5人が寒色なども取り入れているなか1人暖色が目立つということをイジられるつつ、「それと、いまホッとしている気持ちもあるんです。ギラギラに燃えています。明日やっと見てもらえるという気持ちがあります」。

 島は「綺麗なピンクですかね。心臓がいまバクバクしているので」というと、5人から「臓器!?」の戸惑いの声があがったが、島は「心臓でお願いします。綺麗なピンクで」とマイペースに押し切って笑いを誘う。

 吉高は「僕もオレンジなんです。ですが、くすんだようなオレンジをイメージしています。太星は以前同じように色を聞かれたときに『オレンジ』と言っていたんです。そこから太星がイメージしている色を頭に置いてけいこしていて」と、自身のなかで指針のような重要な要素だったようだが、当の島は「あっ、ほんとに~」とゆる~い返しをして吉高は脱力のあまりガックリと膝を折りかける一幕も。

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見4

ガックリ膝を折りかける

 井澤は「草」だそうだが、舞台上セットにも草があり、5人からその草?とイジられながら、「僕は19日が初日なので、落ち着いている部分があるんです。やってやろうという雑草魂という気持ちもあって。それで草です」。

 木原は「オレンジです。くすんでない方の。青春っぽい描写もたくさんあって。酸いも甘いもいろいろ経験する、そんな感じの色です」。

 続けて、見逃さないでほしいおすすめシーンは?との質問が。

 高橋は「はっきり言うと、僕から始まります。そこです。そこを集中して観てもらえれば。そこを集中してみてもらえれば楽しい時間になると思います」と出だしをアピール。

 萩谷は「物語は第1のピークになる部分があるんです。2人がよりグッと距離が縮まるシーンがあって、星空があって、そこから一連の雰囲気をすごく繊細に作っています。全チームそこは違うし、気に入っているので観てもらいたいなと思っています」。

 島は、「ネタバレにならない程度にですよね。バレちゃったら申し訳ないんですけど」といって、5人からツッコまれたが「静粛に」と返すワードチョイスぶりで笑いを誘いつつ「1幕の59ページかな」と、台本を読んでいない観客はもちろん、キャストもピンポイントすぎて分からないという抜き出してさらなる爆笑を誘う。結論としては、ウィルがマイクと楽しそうに過ごすシーンとざっくりした結論をアピールしていた。

 吉高は「独特の間とか、スピード感で会話しています。初々しい緊張感も楽しんでほしいと思いました」。

 井澤は「前半に2人で話すシーンがあって目線1つ細かいところまで、このときこういう気持ちで、目線下がるよねという感で話をしているので、そういう細かいところまで観てもらえたら」。

 木原は、「同じ場所に何回か行くということがるんです。そのシーンの空間の中で起きる出来事は2人にとって繊細に描かないと行けないかなって思っています」。

 ほかにもけいこ場で起こったエピソードがあるか振られる。すると演出を務めた、小山氏のことを6人ともが挙げていたが、萩谷は「小山さんがおっしゃっていたのは『人の関係性とか年代、時間軸にすごくセンシティブな時代背景があって、心も未成熟な状態のときに、相手に顔を見せる瞬間、それと相手が見ていないときの視線とか深い意味が出てくると思ったから繊細にやってほしい』と言われて。そこから目線が自分のなかで大きな表現というか1つ1つに意味があるとと感じて。キュッと引き締めていただきました」と何かを掴んだ瞬間を熱を込めて話していた。

 ミュージカル『ガールフレンド』は6月14日から7月3日までシアタークリエにて上演予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見1

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見2

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見3

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見5

高橋健介、島太星、井澤巧麻、萩谷慧悟、吉高志音、木原瑠生「ガールフレンド」会見6