“キスマイ”の愛称でも親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉が6月15日に東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『ブルー きみは大丈夫』(監督・脚本:ジョン・クラシンスキー/配給:東和ピクチャーズ)公開記念舞台あいさつに俳優・稲垣来泉、声優・加瀬康之、浪川大輔、三森すずことともに登壇した。
子供のとき、おままごとや一人遊びの時に作り出した空想の友達が大人になってもそばで見守ってくれているとしたら……そんな発想で作り上げられた孤独な少女・ビーと、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの心温まるような交流が描かれる。本日登壇の日本語吹き替えキャストはブルー役を宮田、ブルーを助けるために立ち上がる少女ビーを稲垣、大人だけどブルーのことが見えるビーの隣人カル役を加瀬、ビーのパパ役を浪川、ダンスが得意な“空想の友達”ブロッサム役を三森が声を当てている。
インナーをパープルにしてブルーの色を入れた衣装で登場した宮田は、作品を「涙もいっぱい出る作品だと思っています」とアピール。
壇上にいたブルーと似ているのではと振られ観客からも「似てる~」の声が飛ぶ。これに宮田は、そんな大きな体型じゃないと突っk味を入れる。さらに、雰囲気が似ているという声が飛んで、「洗濯物のなかから引っ張ら出だされるところをみて、俺っぽいリアクションしているなって。僕のイマジナリーフレンドかなって」と、親近感を感じているそう。さらに笑っている口元も似ているのではと三森の声にも宮田はうなずく様子を見せていた。
すると稲垣がブルーの好物であるコーヒーとクロワッサンが宮田が好きそうと言い出し、宮田も「朝はコーヒーとパンだから食べてるもの一緒だね」と笑う。これに浪川は「1週間後にはブルーみたいな体型になってるかも」と乗っかり、宮田は「ライブ近いのに~(笑)」と、楽しげに返していた。
続けて、作品にちなんで、『きみは大丈夫といわれた経験は?』という質問が。これに宮田は「アイドルをやりつつ、子供のころからアニメがずっと大好きだったです。それを事務所の方に伝えたときに『きみはそれで大丈夫?』と言われていました」と、方向性を心配されたエピソードを披露。それがいまや声優としてもイベントで中心に立つ存在になっただけに「あの頃の自分に言ってやりたい、きみは大丈夫だよって」と、しみじみと話していた。
イベントではほかにも、ジョン・クラシンスキー監督からのイラスト入り色紙が宮田と稲垣に届くサプライズが。宮田は“Thank you”と入っていることに感じ入ったり稲垣はその場でぴょんぴょんとジャンプして喜んだりする様子が。この色紙は宮田は「フィギュアを飾る棚を特注で作ったんですけど、そこのいい位置に置こうかな」と、今後の思い出にもなりそうだった。
そして宮田から「この作品を観て、この子の視点で観てみようとか、いろんなキャラクターの視点で見ると楽しみが多いと思います。何度でも楽しめる作品だなと思っています」と、メッセージを寄せていた。
その後、観客たちと一緒に通路から記念撮影。銀テープの特効も入るものだったため、掛け声をいれることとなり、宮田が『きみは』振ると観客が『大丈夫』と答えるものだったが、その練習後に「本番では“百人乗っても”って言っちゃいそう」と、どこまでもユーモアたっぷりな様子を見せつつ、ビシッと『きみは』『大丈夫』のコール&レスポンスを入れてイベントを締めくくっていた。
映画『ブルー きみは大丈夫』は公開中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ