俳優・吉沢亮が7月8日に東京・ベルサール新宿南口で『Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』内覧会・発表会に登場した。
印象派と浮世絵にスポットを当て、印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネに没入型体験を提供する。吉沢は7月1日に本展公式アンバサダーに就任したことが発表されている。
白一色のコーデで登場した吉沢。さっそく体験してみたという吉沢は、「圧倒されました。絵画を体感するといいますか。なんだろうな、経験したことのない圧というか。最高に楽しい時間でしたね」と、興奮するほどだったのだとか。
具体的には「最後のゴッホと北斎の絵が両サイドいっぱいに出る演出はもうかっこ良すぎたし、音楽も和の音楽が混ざっていて。音とともに映像がぐるぐる回ったりしながら、印象派と浮世絵がの2つが対比されてるっていうのはもう本当に素晴らしくて」と、話す。
ちなみにこのシーンを鑑賞していたときの吉沢について司会は「『すげぇ』、『すげぇ』って言ってて感動されてましたよ」と明かすと、吉沢は照れ笑いしながら、「“すげぇ”しか出てこない、本当に圧倒される映像美なんです。写真だとただただ綺麗に見えますけど、動いてるとすごいんですよ。ちょっと恐怖すら感じるぐらいのパワーを持ってたんで」とのことだった。
トークパートでは司会からアートに関心はある?との問いかけもされ「詳しいとかでは全くないですけど、仕事で海外とか行くので、そういう時にちょっと暇あったら美術館に行ったりとかっていうのは結構します。美術館や絵画はちょっと敷居が高いイメージというか、何かの理解がないと見れないのかなとは思ってたんですけど、でも、実際見てみると、何にもわかんなくても何か感じるっていうのがあって。なんかすごいなって」と、自身になりに感じることがある部分を話した。
続けて、絵を描くとことは得意?との質問も寄せられ「絵を描く役をやらせて頂いたことがあって、その時は結構必死で練習してました。現場でも、実際自分で好きなように描いていいよみたいなこと言われて。実際、自分で描いたりとかも結構してました」と、説明。すると吉沢の絵を以前見たという司会が「非常に個性的と言いますか……」というと、「そこにアートがあったりします」と、笑いながら話していた。
さらに、本展の見どころを次々紹介していく。
浮世絵で900人ほどが描かれているものがあるそうだが、「これがもう圧巻でした。面白い動きしてる人とかいるんですよ。変な動きをしているとか、 ただただ頭かいてる人とか。この900人の人が本当にそれぞれ別の動きをして、本当になんか人間味溢れる 面白い映像で最高でしたね」と、ポイントを。
『AI北斎』なる会話しながらAI北斎が似顔絵を描いてくれる500円で体験できるコーナーの話題にも。これを体験した吉沢は「出身地を聞かれて東京って答えて。それがまた背景にも生かされていて」と軽くレポートしつつ出来上がった絵に司会が「美しすぎてちょっと女性になってる?」というと吉沢も「これたぶん女性ですよね。なんでだろ?」と笑いながら首をかしげつつも「これ嬉しいですよ。もう携帯の待ち受けにしたい」と言いつつ、「すごくないですか?この技術。本当に面白いなと思いました」と、楽しんでいる様子も見せた。
毎日先着100人には受付時にブーケもプレゼントされるが、吉沢はヒマワリをもらったそうで、「全身ゴッホのひまわりになるとんでもない瞬間もあって、その映像が流れている瞬間に自分も真っ黄色の服を着て、これを持って撮ったら面白いかも」とアピールにもつなげていた。
吉沢による無料の館内解説音声の話題へ。実は本日、本イベント前に収録したことが明かされるなか吉沢は、「30分で録ったんですけど、“30分じゃ録れねえだろっ!”てぐらいの結構なボリュームのあって(苦笑)。たくさんやらせていただきました」と振り返った。
ほかにも、お子様連れの方に折り紙セットがプレゼントされるそうだが、その折り紙で折られた鶴を見つけた吉沢は「この折り紙、可愛くないですか。すごい素敵ですよね。折り方によって見えてくるところが違うみたいですね」と、興味津々で触っていた。
記者との質疑応答では、過去の夏休みの思い出の中で絵に残したいと思った夏のエピソードについて質問が。「夏っていうのは基本暑いから外出てないですよね。僕は夏であって、やっぱ虫もいますからね。虫は苦手なんですけど、虫の方からこっちに飛んでくるんです」と、切り出すとなぜ虫を嫌いになったのかへ、「ちっちゃい時に、近所のお兄ちゃんたちと3人でバッタを捕まえにいって。その頃は虫は触れられたんです。で、公園のテーブルみたいなところに、捕まえたバッターを何匹か並べてたんです。そしたら、1番でっかい、こんぐらいあるバッタが僕の顔にペタってくっついてきて。それで大号泣しちゃって。もう、そっからもうバッタがトラウマになって、僕はもう人生で4回バッタに泣かされてるんです。それぐらいバッタ大嫌いなのに、バッタには好かれるっていう、なんか夏の思い出です」と回想。ということで、夏に描く絵は「僕が描くとしたら、もう夏といえばバッタです」とのことだった。
質問の2つめは昨日の七夕にあわせて、短冊に願い事を書くなら?というもの。「英語が喋れるようになりますようにって書くと思います。全くできないんです。でも、仕事柄海外に行くことはちょくちょくあるので、そういう時に英語を喋れたらって思う瞬間が本当にあるんですよ。入国審査する瞬間とか 絶対話しかけてこないでくださいっていう感じで、もうドキドキしちゃって、何聞かれても絶対何にも答えらんないから。それに、話せればもっと楽しいのになって思う瞬間が結構あるんで、 英語が喋れるようになりたいなと思います」とのことだった。
もう1問は、本展に誰かと来たい?というもので、「いや、1人で行きたいな。友達と来ても絶対面白いと思います。それこそ海外に詳しい友達とか連れてったらいろいろ説明をしてもらいながら見てるのめちゃくちゃ面白いと思う。けど、でもそういう知識なくても面白いんで、映像作品を1人でじっと観に行きたいです」とのことだった。
そして吉沢から「体感したことのない、 とんでもない体験ができる空間になってると思います。この絵画の世界に自分が入り込むというか。知識がなくても絶対楽しめる空間になってると思いますので、ぜひ たくさんの方に足を運んでいただきたいなと思います」と、メッセージを寄せていた。
『Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』は2024年7月10日から10月29日まで東京・ベルサール新宿南口で開催!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ