降壇の際に報道陣にも視線をしっかり配り最後の最後まで気を抜かない気遣いぶり（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
アイドルグループ『Snow Man』ラウールが7月25日に東京・品川の私立青稜高校で主演映画『赤羽骨子のボディガード』（監督：石川淳一／配給：松竹）公開直前イベントを俳優・出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかる、お笑いコンビ『錦鯉』長谷川雅紀と渡辺隆とともに開催した。
漫画家・丹月正光氏が2022年9月より『週刊少年マガジン』（講談社）で連載中の同名作。とある事情から100億円の懸賞金をかけられ命を狙われることになった赤羽骨子（出口夏希）。大好きな彼女のために、ボディガードとなったラウール演じる威吹荒邦（いぶき・あらくに）に与えられたミッションは、彼女にバレることなく守ることだった……果たして無事にクリアすることはできるのか――。
「護身術を学ぶ特別講座」という名目で集められた学生の前に『錦鯉』がサプライズするという設定で始まったイベント。なぜ『錦鯉』なのかは、劇中の錚々児高校制服が長谷川の舞台衣装と似ておりSNSで話題となっているということで、錚々児高校の伝説のOBという形でゲストとなった。
『錦鯉』が護身術のスペシャリストという設定で進んでいくなか、渡辺は「ちょっとOBじゃ物足りないよね」といえば長谷川が「後輩を呼んでるんだよ。後輩に会いたいですか？」というと、ラウールら一行が錚々児高校制服姿で客席を縫ってさらなるサプライズ登場！ラウールは学校の教室にもかかわらず、どこかのコレクションイベントのランウェーかのように、パンツのポケットに両手を入れつつ風を起こすかのような入場で、100人の生徒が集まった会場が黄色い歓声で沸騰することとなった。
それぞれあいさつしていくなか、髙橋が「みんな！黒髪の荒邦はめっちゃ貴重やから、目で収めてってください！」と紹介し、“なるほどー”といった様子で生徒たちもラウールに熱視線を送る。
あらためてラウールからは『錦鯉』がゲストとなった経緯として「制服が長谷川さんの衣装と完全一致してるっていうのは、ちょっとSNSでも自分たちの映画の会議の時に話題になってて。それでせっかくなんで、伝説のOBってことで。パイセンお疲れさまです」と礼儀正しく頭を下げ、長谷川も「ありがたい」と同じく頭を下げるほのぼの雰囲気に。
制服を着てみて「ちょっと恥ずかしさと今戦ってるとこで。でも嬉しいです。こんなに発色良かったっけ？ってビックリしてます。真っ白です」と感想を。
イベント中、ラウールは座長として『錦鯉』をはじめキャスト陣にも気を配る姿を連発。長谷川が「自分でも感じましたけど、OBじゃなくぼく現役でもいけるかなって」というとラウールは「パイセン！行けると思います！！」「一生ついていきます！」と腰を低く入ってトークを盛り上げ。
渡辺が自身の職業を一言で表すと？と問われた際に「世の中のおじさんをギュッと集めたらこうなります。もう肩もある程度以上あがらないですし」と、加齢を自虐的にイジって笑いをとる。その後、渡辺が生徒たちへ夢を叶えるためのメッセージの際に「みなさんはいまやってる部活はやりたくてやってますか？」と手を挙げた生徒たちに「あなたたちはもう夢がかなっております。これからも夢が出てくると思いますが、やってみてください。かなうかどうか分からないですけど、生きてりゃどうにかなりますので。それでわれわれも『M-1グランプリ』獲れましたので」と、深みのある話を展開。これにラウールが「ただのおじさんじゃなかったですね。素晴らしい」と言葉を添え、より余韻を高めていた。
さらには、司会を務めた山本賢太アナが思わず言い方を間違えそうになった際にラウールは「（7月20日から放送された『FNS27時間テレビ』の）100キロマラソンのつかれが」と、ごまかしてあげる優しさも見せていた。
出口がのんびりマイペースで話すときにも、いつでも出れるようにと集中して聴きいる様子をみせたことをはじめ、ほかのキャストが話す際にも体ごと向け反応をできるようにと気を配っていた。
夢をかなえるためにはというトークになった際に「僕も一緒に夢を追いかけてる一人なので、上から言えることではないです。けれど『運命』って言葉を大事にしていて。失敗する時や挫折を味わう瞬間ってくるけど最後の成功のためって思えるかどうかが大事って思って。チャンスだって切り替えられるかって気持ちで生きてます」と切り出したラウール。後悔はない？と山本アナから問われ「たくさんありますし、振り返ってみたらあれがあったから成長できたなって。挫折や落ちたときにそこに気づけるか大事だなって。だから僕はまだまだなんです。でも、いまはそう考えてます」と、その過去の後悔がこのイベントにもしっかり生かされている姿が垣間見えるようなものとなっていた。
映画『赤羽骨子のボディガード』は8月2日より全国公開予定！
※別原稿
・ラウールら「赤羽骨子のボディガード」イベ私立青稜高校で制服サプライズ開催に会場沸騰
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
まるでコレクションもののランウェーのような入場を見せるラウール