“みんな”はキャスト・スタッフを含めてなのかもしれない（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
アイドルグループ『Snow Man』ラウールが8月2日に東京・丸の内ピカデリーで主演映画『赤羽骨子のボディガード』（監督：石川淳一／配給：松竹）初日舞台あいさつを俳優・出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかる、山本千尋、戸塚純貴、『土佐兄弟』有輝、遠藤憲一、土屋太鳳、石川淳一監督とともに開いた。
漫画家・丹月正光氏が2022年9月より『週刊少年マガジン』（講談社）で連載中の同名作。とある事情から100億円の懸賞金をかけられ命を狙われることになった赤羽骨子（出口夏希）。大好きな彼女のために、ボディガードとなったラウール演じる威吹荒邦（いぶき・あらくに）に与えられたミッションは、彼女にバレることなく守ることだった……果たして無事にクリアすることはできるのか――。
ラウールの座長ぶりについて質問がされキャスト1人1人が答えていくコーナーが開催。まずは出口に振られたがこれまでのイベントでもマイペースに話していた出口なだけに、ラウールがさりげなく「行ける？」ときいてあげる気遣いが。出口はニッコリとうなずきながら「私の方が年は2個上なんですけど、現場に入るとラウールさんが本当にしっかりされていて。私は年下気分で頼っていました」と、頼りがいがあったと証言。
これに、ラウールは「いやいや」と謙遜しながらも「自分にできることは、この映画をとにかく広めるっていうことで、ちょっとでも多くの人に楽しんでもらえるって自信があるからこそ、そこのモチベーションが高くて。っていう気持ちで」と、観てくれるお客さんだけでなくキャスト陣にまでその気持ちを持って臨んでいたと窺わせるようなコメントが。
続けて奥平は、「あまりにも早い時間の撮影だと、ちょっとなんか眠くて。でもラウールくんはそれがないんですよ。大きな声で『おはようございます！！』ってしっかりあいさつされていて、すごいなって。こっちが元気をもらえるんです。そのあいさつをしているとき長い廊下だったんですけど、ずっとあいさつしながらだったラウールくんのことが脳裏に残っていて」と、情景が浮かんでくるようなレポートとともに、「あらためてあいさつは大事だなって思ったし、ほかのキャストの方とかスタッフさんとかに元気をあげるっていう意味でもすごい。あいさつってあらためて大事なんだなって」と、奥平自身にも影響を与えたとも。
ここで司会の佐野瑞樹アナが「あいさつは大事にされてる？」とラウールに振るとラウールは奥平と出口に挟まれて立っていたということもあり「両サイドからくすぐられている感じで、“あ～～”ってなっちゃう」と、あま～い“あ～～”な声を出しつつ、照れ笑い。
しかし、ここからもラウールへのエピソードが畳み掛けられるように続く事態に。3人めの髙橋は「作品撮ってる間は、あんまりお話をちょっとしてなかった」と話しエピソードがないかと思われたが、「私が緊張しちゃっててあんまり喋れてなかっただけなんですけど、作品の広報活動のインスタライブの時とかも、めっちゃトークを回してくれるんです。“ぶん回し隊長”って感じで。私たちが喋らなくっても、“どう？”とか聞いてくれたり、カンペ読んでくれたりとか、本当に頼もしいなって思って。めちゃくちゃありがたかったです」と、褒め称える。ラウールとしては「もう、褒められすぎてちっちゃくなっちゃいそう」と体をくねらせたが、このエピソードを挙げてくれた髙橋へは「ありがとう。ほんとに、ありがとう。ほんとに、ありがとう」と、感謝の気持ちを3回伝える丁寧さも。
4人目の山本は、「最近ラウールさんをTVで見ない日がないというか。TVをつけると本当に番宣活動頑張られていて。 現場でも同じで、自分が出演されていない時とかも、極力現場にいたりされてて。初めて作品でご一緒させていただいて、心の美しさが、見た目の美しさにも通ずるものがあるんじゃないかなというぐらい、とても誠実な方だなというふうに思いました」と、内面をほめラウールは「うわー本当にありがとうございます。嬉しくて感無量です」と言いつつ、「さて、次はどなたですか？」と、照れ隠しするように話題を回そうとする一幕が。
5人目となった戸塚。ラウールとは本作で初共演となったもののラウールの背の高さから見上げる関係だったことや「美しすぎる人って苦手」という印象から入ったそう。しかし、その印象はすぐに変わり「誰よりも明るく現場にいてくれて、気さくにみんなと話してくれていて居心地のいい現場を作ってくれたなと思って」と、現場に流れていた空気感を話すとともに「頑張ってるラウールのためにこっちも頑張らなきゃ！っていう気持ちにさせてくれたので、最高の座長だと思います」と、戸塚のモチベーションにもつながったのだとか。
これを受けてラウールは「自分が、できることしかできてないと思うんです。でも、みなさんと一緒の時間を過ごせて、 めちゃくちゃ自分も楽しかったですし、また刺激になりました」と話すとともに佐野アナが先ほどから照れ笑いしているラウールへ「立ってられますか？」と話を振ると、それに乗っかり「もうグラグラですよ。だめだ～（笑）」と、リアクションをとる。
6人目の有輝は「座長への勝手なイメージで、ちょっとの待ち時間とかでも自分の楽屋に戻っちゃう感じがしていたんです。でも、（ラウールは）学校のロケ地とかで、 同じ教室にいて、一緒にお弁当を食べて、その後に一緒にけん玉をやってくれて。そのけん玉もめちゃめちゃうまいんですよ！楽しかったですね。ラウールさんを中心に、輪になってけん玉をひたすら30分ぐらいやるみたいな時間もあったりとかして。和ませてくれたりもするんで、もう日本一というか、もう世界一の座長ですよ」と、有輝の中の座長のイメージを覆したとも。6人にまで褒められラウールは「グラグラします（笑）。今ちょっと落ちちゃいます」と、
また、佐野アナがイベント中「ここまで“総しゅちゅえんしゅう”……」とラウールの宣伝総出演数56回したことを甘噛みしてしまったことへ、ラウールがすぐに「カワイイ」と声をかけたり「ここからは噛み放題ですね」と、フォローを入れたり気遣いがあふれているやりとりを見せることも。
『命に代えても赤羽を守る』というコンセプトの作品にちなんで“命に代えても守りたい○○”をフリップで発表するというコーナーが開催され遠藤が『妻』と照れながら発表した際も、「こういう大人になれたらいいなって」と話して、遠藤を「ちょっとやめてよ～」と照れさせていた。
その後、記念撮影の際には、カメラマンから声がかからなくともラウールは率先して手を振るようなポーズをとって、その後全員が手を振る流れになったり、自分からポーズをかえてギャルピースも披露したりと、ラウールの人を楽しませたいという気持ちが垣間見えるような瞬間が何度も訪れるイベントとなっていた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
