上田竜也 初共演で“確執”想定の佐々木蔵之介から「餌付けされました」

上田竜也 初共演で“確執”想定の佐々木蔵之介から「餌付けされました」6

会見も笑顔で沸き上がる様子も

 アイドルグループ『KAT-TUN』上田竜也が8月5日に東京・渋谷のPARCO劇場でPARCO PRODUCE 2024『破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~』(演出:東憲司)初日前会見に登場した。

 キリスト教に支配されていた中世ヨーロッパが舞台。当時の最高権力者のローマ教皇から最大の罪である「破門」を3度言い渡されながら、たった一人で時代の門を破り、次の時代をこじ開けた規格外の天才・皇帝フェデリコ(佐々木)の実像に迫る作品。己の道を突き進むフェデリコにとって唯一人思い通りに動かない男・フェデリコの息子でドイツ王ハインリヒを上田、スラム教の聖地エルサレムを奪還すべく十字軍の遠征に執念を燃やす、カトリック最高権威者ローマ教皇グレゴリウス役を六角が演じている。

 会見は佐々木、上田のほか、那須凜、栗原英雄、六角精児、脚本を担当している阿部修英氏、演出担当の東憲司氏とともに開催。役衣装で現れると明日の初日へ上田は「とにかく早く明日にならないかなってワクワクしています。1ヶ月けいこをみっちりやってきたので、とにかく、お客さんの前で感情を爆発させて素晴らしいものを届けたいと思います」と、意気込む。

 主演の佐々木と上田は初共演だそうでお互いの印象へ質問。佐々木は「『KAT-TUN』、上田……ちょっと、やんちゃなイメージがあったんですけど、けいこ場ですごく真面目に人の言ってることを聞くんです」と先行したイメージによって、身構えていたと話すと上田は「当たり前のことですよ!(笑)」と至極まっとうなツッコミを入れ佐々木は「もうちょっと聞かん坊なのかと思ったら、“はい。”“はい!”と聞いて、セリフも言われた通りにやる。真面目にやるなって印象深かったですね」と、自身の中での想像と真逆だったのだとか。さらに佐々木は劇場入りしてからの上田へ「多くのお客さんに観てもらうというのを知っているので(感情の)爆発のさせ方とか楽しませ方が分かっているので、ついていきます!」と、上田に頭を下げて2人で楽しげに笑い合う。

 逆に上田は、自身がけいこに入る前に佐々木のけいこでのお芝居を見て、「1番最初にビックリしたのが、すごく圧倒的な芝居力。迫力と存在感のすごさに圧倒されました」と、心を打ったそう。続けて「気遣いもすごい方で、シーンごとに『このシーンすごく良いよ』と言ってくれますし、『ここはこういう気持ちでやってもいいんじゃない?』って、遠慮なくと言うところは言ってくれるので……信頼してついていきます!」と、今度は上田から佐々木に頭を下げて再び笑みを交わしていた。

 佐々木と上田は確執のある親子役ということで、役作りでも距離を詰めないようにしていた?との質問も飛んだが、上田は「自分も最初はそうなるかと思っていたんです。蔵之介さんが差し入れをいっぱいくれるので餌付けされましたね(笑)」「こんなくださる方居ないっすよ」と、とにかく多かったそう。六角も「みんなで佐々木さんがくれたものを食べて、(稽古期間の)7月を過ごしてきました」と、一同お礼。

 蔵之介も「差し入れは大事だなって思っています。毎日差し入れをどうしたらいいかは頭を悩ませていました(笑)」と、座長らしい悩みも披露しつつ、場も盛り上がっていることから「これからは現場に酒も持ってきますか」と、お茶目に話していた。

 そして上田から、「みなさんがどういう反応をされるのか楽しみにしながら、劇場を出る時にどんなものを持ち帰ってくれるのか楽しみにしながらと思っています。僕たちも全力でやります。みなさんも楽しみにしていてください」と、メッセージを寄せていた。

 PARCO PRODUCE 2024『破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~』東京公演は8月6日から9月1日までPARCO劇場にて、愛知公演は9月7日、9月8日にNiterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて、大阪公演は9月11日から9月16日まで森ノ宮ピロティホールにて、福岡公演は9月21日、9月22日に久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて上演予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

上田竜也 初共演で“確執”想定の佐々木蔵之介から「餌付けされました」1

上田竜也 初共演で“確執”想定の佐々木蔵之介から「餌付けされました」5

上田竜也 初共演で“確執”想定の佐々木蔵之介から「餌付けされました」2