お笑いコンビ『和牛』の水田信二(37)と川西賢志郎(34)が12日、都内で『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』アニメ特別先行試写&プロジェクト発表会に登場した。
小説投稿サイト『小説家になろう』に蝉川夏哉氏が投稿したヒューマンストーリー作品『異世界居酒屋「のぶ」』。オリジナルコミックやコミカライズなどで150万部を突破するなど人気作として知られている。
本作の13日からのアニメ配信に合わせてアニメ製作委員会に名前を連ねている株式会社サンライズと株式会社ぐるなびなどが生ビールなどで、アニメビジネスを展開。ちなみにアニメ本編へは、サンライズの関係者は壇上で、「ガンダムを描くより大変」「世界に類を見ないビール描写になったかなと思います」と、自信のほどを伺わせるほどの気合の入れようを見せていた。
会見後半に和牛がコンビ名が食つながりということでゲストとして呼び込まれるものに。水田は本日の衣装へ「異世界居酒屋のロゴと同じ色にしてきました」と、話したが、ウケがいまいちだったため、「ありがとうございました」と、帰ろうとして川西に止められることも。
2人の居酒屋エピソードを尋ねると、水田は「印象的なのは12年前に居酒屋で飲んでたら、ほかのお客さんとケンカになっちゃって。そうしたら15分後くらいに、周りのお客さんが笑ってて、居酒屋の店長からも『お前らのケンカは面白い。コンビ組めよ』って、それで知り合ったの2人なんで」と言い出したが、川西は「そんな出会方してたら、もっとポーンと売れてるやろ苦節10年や!」と、水田の壮大な嘘だったことにツッコミが入り、笑いを誘った。
一方の川西は自分が漫才をしていることを伝えずに通っていた居酒屋で、賞レースで賞を獲ったときに、「何も言ってないのに、『優勝おめでとう』って1品出してくれて」と、心温まる話があったそうだ。
居酒屋で頼むメニューへ水田は「ポテサラですね。居酒屋『のぶ』でもじゃがいもが出てくるのことが多いので」と、作品にも絡めてコメントをしたり、「居酒屋『のぶ』を見たときに、この手があったかと思ったんですけど、漫才を見たことない人たちのところに行ってこれが日本一の漫才ということを伝えたいなって」と、野望を燃やすことも。川西はといえば、「漫才をしっかりやってきたつもりで、そのことでいろんなお仕事をさせてもらったりしているので、地に足つけて漫才をやっていきます。去年全国ツアーをやらせていただきましたけど、近々ツアーを発表させていただこうと思います」と、真面目な予告もしていた。
記者たちからは異世界みたいな居酒屋に行った経験はないかと質問が飛んだが、水田は、「2人でコンビ組んで初めて飲みにったときに異世界に行ったような顔をしていました」と切り出すと川西は二十歳くらいの頃に隠れ家的なイタリアンの店に連れて行かれたことが驚きだったようでそのときに出てきたブルスケッタという料理が印象的だったといい、「ネタ合わせをして『夜食作ったるわ』とブルスケッタを作ってくれて」と感激した思い出を。水田もそのときの川西の表情へ「この作品の第1話のキャラクターがあのとき川西のようなリアクションしてるわって思いました」と、懐かしんでいた。
ほかにも、水田が今月15日に38歳の誕生日を迎えるということで誕生日の思い出を尋ねると、水田は、「コンビを組み立てのころはネタ合わせ終わってご飯作ってあげるということがありました」と、話したりロケ先でアウターをプレゼントし合ったことなどを披露していた。