内田真礼、千本木彩花、小岩井ことり「ぼっち・ざ・ろっく!」オトナ舞台挨拶

内田真礼、千本木彩花、小岩井ことり「ぼっち・ざ・ろっく!」オトナ舞台挨拶1

 『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』(監督:斎藤圭一郎/配給:アニプレックス)オトナ舞台あいさつが9月1日に東京・新宿バルト9で開催され、伊地知星歌役の内田真礼、廣井きくり役の千本木彩花、PA/ジミヘン役の小岩井ことりが登壇した。

 ギターを愛する孤独な少女“ぼっちちゃん”こと後藤ひとり。ひょんなことから伊地知虹夏が率いる「結束バンド」に加入することとなる。しかし、コミュニケーションをとろうとすると挙動不審のように見えてしまううえ、人前での演奏に不慣れな彼女は無事にバンドマンになれるのか……が描かれている。前編となる作品は今年6月に公開されている。

 以下、公式レポート部分。

 初のオトナメンバーでの舞台挨拶について心境を聞かれると、内田は「感慨深いですね。アニメの放送から2年経って、アフレコをしていた時には想像もしていなかった世界線にいるのですごく不思議な気持ちです」と語り、小岩井は「PAさん役なので“小岩井さんPAさんもできるんですね”と言われることが増えて、音響さんによかったら触ってみますか?と聞かれたり、業界内でも反響が大きいです」と本作の反響について語りながらも「PAはできないです!」と笑いを誘いました。千本木は「国内でもいろんな方からお酒飲まれるんですか?と聞かれたり、海外の方にも幸せスパイラルの画像を見せてもらったり、国内外問わず反響をいただいていて嬉しいです」と笑顔を見せた。そんな千本木は実際に酒豪なのか?と問われると「飲めないので、ノンアルコールを飲みながらリハーサルをやっていた」と告白。

 さらに、アフレコ時の印象で残っているエピソードについて尋ねられた小岩井は「当時は別々で撮ることが多かったんですけど、台本見た時にぼっちちゃんの奇行が印象的で、一体どうなるのか完成が楽しみでした」と語り、千本木は「青山さんと一緒に撮っていたんですけど、音響監督さんにもっとやっていい!もっとおかしく!と言われてそのハードルを超えていくために必死にやっていた思い出があります」と語り、内田は「あんまり優しくしないでとディレクションを頂いたので、見守っているという気持ちを表現として出さないという部分が難しかった」と当時を振り返り、感慨深い様子を見せました。

 それぞれのキャラクターの魅力を聞かれると、千本木はきくりについて「ちゃらんぽらんな感じなんですけど、自分の弱さをちょっと見せるという部分をうまく出せればいいと思っていました。そういうところを見ると嫌いになれないし、人間の弱さが人間らしくて共感ができるのですごく好きなキャタクターです」と語り、内田は伊地知星歌について「彼女の思っていることを外に表さずに見守っているという部分や、みんなの柱になってくれているという部分は自分自身演じていても感じていました。かっこいい女性をあまりやったことがなかったので任せていただいたことが嬉しかったですし、演じていて楽しかったです」と振り返り、「結束バンドLIVE-恒星-」に駆けつけたという内田は「育美ちゃん(長谷川育美)が歌っているのを見てボロボロ泣いてしまいました…。お姉ちゃんのような気持ちで見守っていました」と当時のエピソードを明かしました。

 さらに小岩井はPAさんについて「リアルな音響さんを描いているなと感じていて、本当は優しくてみんなを支えてくれる裏方さんの姿がぎゅっと詰まったキャラクターで、すごく魅力的だなと感じました」とその魅力を語り、ジミヘンについて聞かれると「犬役をやったことがなかったので、子犬の動画をたくさん見たんですけど、音響監督さんに言われてヤンチャなジミヘンを演じました!」と語り、会場の笑いを誘いました。

 そして、SICK HACKが歌唱する「ワタシダケユウレイ」のレコーディング秘話を聞かれると、千本木は「サイケデリック音楽に触れたことがなかったので、音響さんには、酔っている感じでいいです!声掠れていいので!と言われて、これが正解なのか?と思いながら収録しました」と当時の感情を語りました。アーティスト活動をしている内田は楽曲について「通常はそういったディレクションは受けないので、キャラクターになりきるのは特殊技能だな…」としみじみと語りました。
さらに、好きなシーンについて小岩井は「コミカルなシーンがたくさんあって、かっこいいライブシーンとのギャップがお気に入りです」と述べ、千本木は「背景が素敵だなと思っていて、実写とアニメの境目がすごく上手に表現されていて、その背景が綺麗に描かれているのが魅力です」と作品について語り、続けて内田は「打ち上げのシーンの収録がたのしくて、みんなで撮るとチーム感が出てすごく楽しかった記憶があります」と思い出を振り返りました。

 最後に、内田は「初めて星歌役としてお話しできて楽しかったですし、応援してくださる皆さんの熱気がこの会場に充満していて、私もそのパワーを浴びることができて、今日はとても嬉しかったです。またこうやってお会いできる日を楽しみにしています!」と語り、千本木は「私もこうやって皆さんの熱気をリアルに感じられて嬉しいです。2年以上経っているシリーズなのに皆さんの熱量、スタッフ皆さんの愛情とか、本当に沢山のものが詰まっている作品だなと思います。私も引き続き、頑張って酒豪になれるように”おにころ”を飲んでいきたいと思いますので(笑)応援よろしくお願いします!」と笑いを誘いました。続けて小岩井も「『ぼっち・ざ・ろっく!』という素敵な作品に出会えたことは幸運だと思っていて、こうして皆さんとお会いできて、作品が愛されていることを直に感じることが出来て、素敵な時間を過ごさせていただきました。これからも作品と共に歩んでいけるように、私もPAできるように頑張ろうかな(笑)これからもよろしくお願いします!」と改めて作品とファンへの感謝を述べました。

 最後は、内田の掛け声きっかけで、会場の観客と「Thank you!」と結束バンド恒例の挨拶をして、大盛況の中イベントは幕を閉じました。

 ※記事内画像は(c)はまじあき/芳文社・アニプレックス

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