俳優・柳楽優弥が9月6日に東京・新宿ピカデリーで映画『夏目アラタの結婚』(監督:堤幸彦/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開初日舞台あいさつに俳優・黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親、堤監督とともに登壇した。
漫画『医龍-Team Medical Dragon-』などを手掛けている漫画家・乃木坂太郎氏が2019年から2024年1月まで『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載していた累計発行部数が260万部を超えている人気作の映画化。続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く児童相談所の職員で主人公・夏目アラタ(柳楽)が、連続殺人犯の死刑囚・真珠(黒島)にプロポーズしたことから始まるサスペンス作品。アラタと真珠の頭脳戦や二転三転する展開などを繰り広げている。
作品の“結婚”にかけて、客席の間でキャスト陣がブーケトスをしてからスタートするという派手な演出から。投げ終わった後にはお客さんが手を伸ばし、これにタッチで応じるなど、サービス満点ななかでイベントは始まった。
作品に出演して柳楽は「僕の中で結構ラブストーリー寄りな気分で参加していたので、多くの方に観て頂けたら嬉しいですし、良いリアクションがあったらいいなと思って」と、公開されての期待を寄せる。
本作で初めて映画出演したという丸山は、初出演ということで恐縮気味だったが、柳楽は、「面会室のところとか丸山さん好きでしたよ。感情的になる難しいいシーンで絶妙に感情表現されいてる感じがして」と、その演技に見入ったことを告白し、丸山を感激させる一幕もあった。
また、本作には死刑囚アイテムコレクターという風変わりな男・藤田信吾役で佐藤二朗が出演。そのことにも声がかかると柳楽は「二朗さんは14歳くらいから共演しているので、親戚の二朗さんという気持ちで」と、リラックスできる粗愛といった様子を窺わせていた。
そして柳楽は最後に満員の客席を見回すと、「ありがとうございましたという気持ちです。(映画)『卒業』とかクラシックな名作にある映画だからこそ描けるファンタジーのような、マーロン・ブランドジェームス・ディーンの映画の感じがしていて、どういうチャレンジをするんだろう、やってみたいと思ってやらせて頂いて、満席のなかで拍手して頂けたというのは僕にとって最高の初日になったなと思いました」と、万感の思いを伝えて締めくくっていた。
映画『夏目アラタの結婚』は公開中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ