（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
コントの祭典『キングオブコント2024』のファイナリストが『コットン』、『ラブレターズ』、『隣人』、『ロングコートダディ』、『ニッポンの社長』、『cacao』、『シティホテル3号室』、『ダンビラムーチョ』、『ファイヤーサンダー』、『や団』の10組となったことが発表。会見が開かれ司会は小籔千豊が務めた。
今年も『キングオブコント』が開催され第17代キングの称号と優勝賞金1000万円をめぐって熾烈な戦いが繰り広げられる。エントリー期間は5月16日から6月30日まで。プロ・アマ、所属会社の有無はなく、芸歴の制限はなし。2人以上のユニットに限る。即席ユニットでの衆生可能、同人物が異なるユニットで複数エントリーはできない併願エントリーは不可というルールでの開催となった。
小籔から10組に意気込みをと振ったが、トップバッターとなった『コットン』西村真二は2022年に『キングオブコント2022』王者となった『ビスケットブラザーズ』から当てこすり続けられているそうで、その状況を改善したいと意気込む。しかし、『コットン』きょんが急に犬の顔が入ったパンツを見せて以降ほかの9組はどんどんボケていき、“キングオブテント”“キングオブちゃんこ”、“キングオブテーマパーク”、果てはスパイダーマンのマネ、はいていたパンツがスライディングで破れたり、猫語を操る者など、誰がこの日1番の笑いをとるのかを競うような熱気にあふれることに。
背比べが始まる
その空気は、どんどん深化。小籔の2つめの質問の10組の中で意識している芸人がいる？との問いかけの際には芸人同士の“背比べ大会”がぼっ発！『コットン』がシルエットが似ている『ラブレターズ』を指名したことをきっかけに、では、背丈まで似ているのか？との声が飛び並んでみたところ『ラブレターズ』の方が低かったうえ、靴を脱いだ溜口佑太朗が実は背丈が高く見えるよう10センチの厚底シークレットシューズを履いていることが判明。『シティホテル3号室』は結成4年めでファイナリストになった『cacao』を意識して闘志を燃やしたが結局“背比べ”が始まり、『ロングコートダディ』もこの“大会“に参戦して、ついに小籔も「靴を脱ぐは禁止な」と、背丈を比べることを禁止するほどだった。
そんなお笑い全開の空気の中で『ラブレターズ』溜口は「事務所が小さいASH&Dコーポレーションなのでここにありを見せたい！」と、事務所の看板を背負っての緊張感を見せたり、もし優勝したら「僕らASH&Dコーポレーションの冠番組を作って吉本（興業）さんをけちょんけちょんに（する企画を）したいです」と、意気込むこともあった。
『や団』も事務所を引き合いにした話を始め、本間キッドが所属のソニー・ミュージックアーティスツの芸人たちがネタを披露する“持ち劇場”の照明が強すぎて、本番中に髪から煙が出て燃えかけた芸人がおり、そういった状況を改善したいと話していた。
会見後半には“見通しが甘い”という単語がトレンドに。『ロングコートダディ』の兎が優勝賞金で「島を買ってダッシュ島をやりたい。誰か一緒にやってくれないかなー？」と自身でオチをつけず周囲に頼りっぱなしだったが誰も手を挙げず「見通しが甘かった……」と“ダダ滑り”といった雰囲気のなか取り下げ。『隣人』の橋本市民球場が優勝賞金でハリウッド俳優を目指したいと大きく出たものの、どこかふわっとした目標だったため兎が「見通し甘いんちゃうか！」と、先程のスベリを取り返すように爆笑を誘う。その後、『ダンビラムーチョ』の大原優一が喜びそうなことにお金を使うということでながーく演説をぶったが、一向にオチが見えない展開に突入したため、小籔がそのプランアラを詰めて指摘しだし、大原は小籔が何を言わせようとしているのか察知すると「見通しが甘かったです！」といって会場を爆笑させ、笑いで話を着地させていた。
その後も“見通しが甘い”にかけようと『みたらしが甘い』、『とうもろこしが甘い』、ついには語感が似てそうな『BECAUSE I LOVE YOU』という発言が飛び出したりと、ノリと勢いが強いものとなっていた。
第17代キングは10月12日に決定する。
（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
コテコテのずっこけ
スライディング
スライディングでせっかくのジャージに穴が
背比べが始まる
背比べ2
背比べ3
