アニメーション『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(総監督:菱田正和/配給:エイベックス・フィルムレーベルズ)大ヒット御礼!Over The Rainbow登壇舞台あいさつが9月8日に東京・新宿バルト9で開催され神浜コウジ役の柿原徹也、速水ヒロ役の前野智昭、仁科カヅキ役の増田俊樹が登壇した。
プリズムショーに魅了された個性豊かな男の子たちが、女の子をもっともトキめかせる“プリズムスタァ”を目指してさまざまな試練や困難に立ち向かっていく『KING OF PRISM』シリーズ。2016年1月に公開され口コミから人気に火がつき「応援上映」という上映方法を世間に広めるまでに至った劇場アニメーション『KING OF PRISM by PrettyRhythm』。その後シリーズ化され3作が放送や公開がされたシリーズが、約4年ぶりに新作として帰って来ることとなった。
以下、公式レポート部分。
まずは柿原が自己紹介すると、客席からも応援上映さながらに「こんにちは」「フゥー」と力強く返答。続いて前野が「会場のみんな、ライブビューイングのみんな、はちみつ~」と煽ると、会場は「キッス!」と作中のセリフを模したコール&レスポンスを披露し、会場を湧かせました。最後に増田も「バーニング!フリーダム!」と自身の演じる仁科カヅキのセリフを叫ぶと、柿原が自身も決め台詞を言わなかったことに悔しさを表し、会場全体から笑いが零れました。約7年ぶりとなる3名揃っての登壇が叶った今回のイベントについて、柿原は「昔から応援してくださっている方、新しく応援し始めてくださった方々にお会いできてすごく嬉しい」、増田は「新人時代の作品で、昔からお世話になっているお2人と登壇できて、当時の緊張を思い出すよう」と、本作の軌跡を回顧して感慨深い気持ちを表しました。
また本作を観た感想を聞かれた増田は「アフレコ当時はコンテの状態だったので、演じるテンション感、方向性などを探るのが難しかった」とコメント。しかし、収録が最初だったとのことで、「2人(前野・柿原)を信じて橋渡しを行った」という裏話を披露。すると前野も「台本の“はぐぅっ!アッーーー!”という台詞も何が正解だったのか…」と温度感を探りながら演じた苦労エピソードを伝え、共感を示しました。
続いて本作を見ての感想を聞かれると、柿原が作中CMで力士姿になった各キャラの肉体について言及。一番ガタイの良いコウジに対し細身でシュッとしたヒロの体型について、「ヒロと前野さんの体つきが似てるなぁと思っていた」と発言。筋トレが趣味の柿原ならではの着眼点で会場の熱気を高めました。
「KING OF PRISM」の前身となる作品「プリティーリズム・レインボーライブ」からそれぞれの役を務めている3人は今年で11年以上の付き合いということで、最初に自身の役を演じたときの思い出を聞かれると、前野は「序盤のヒロは方向性が定まっていなくて演じるのが難しかった。”ヒロは体はべるを求め心はコウジを求めている”というディレクションがあり、それを声でどう表現していくのか、その感覚を掴むのに苦労したが、その積み重ねで徐々に今のヒロが仕上がっていった」と振り返り、増田は「その点プリティーリズムからキンプリまでを通して一番キャラクターとして変化がないのがカヅキ。プリティーリズムではみんなをまとめるお兄さん的存在として描かれていたので新人だった当時は緊張して演じていた」と述べました。
そして質問コーナーの最後に「もし今後オバレの新しいストーリーが見られるとしたら何を期待しますか?」とMCに問われると、即座に会場から「ソロのプリズムショーが見たい!」と声が上がり、3名も「確かに!それは見たいね」と共感を示し、キャスト&ファンで紡いできた本作の絆を垣間見ることができる場面となりました。
最後に、観客へ向けて増田は「今まで皆さんと築き上げてきたカルチャーを引き続き育て、応援してほしいです」、前野は「今回久々にヒロを演じることが出来て純粋に嬉しい。皆さんの応援があればまたいつかヒロとして舞台に立った時に新しい伝説をOver The Rainbowで作り上げていきたい思います」、柿原は「僕たちが話すたびにサイリウムの色を変えてくれたり、これだけ長い時間が経ってもオバレを応援し続けてくれてすごく嬉しい。引き続き何度も応援してください!これからもキンプリを楽しんで!」と締め、会場は溢れんばかりの声援で埋め尽くされ、温かな雰囲気で舞台挨拶が終了しました。
※記事内写真は(C)T-ARTS/syn Sophia/エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ/KING OF PRISM Project