『沼津地元愛まつり2024』Day2夜公演が9月15日に静岡・キラメッセぬまづで開催されスクールアイドルグループ『Aqours』の黒澤ルビィ役の降幡愛、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななかがトークや歌唱で集まったファンと一緒に熱狂の一夜を過ごした。
スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』の新シリーズとして2015年2月に『電撃G’sマガジン』誌上でプロジェクトが発表され活動しているスクールアイドルグループ『Aqours』（アクア）。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ！サンシャイン!!』としてスタートを切り、2度のTVアニメ化と劇場作品化され、18年末には紅白歌合戦への出場、22年6月には東京ドーム公演を開催。活動9周年を迎えた今年6月30日には公式Youtubeにて『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours 9周年プロジェクト発表会』を生配信し、そこで開催時期は未定だが『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ～永久 stage～』にてAqours9人最後のワンマン“フィナーレライブ”を開催することを発表している。そんな『Aqours』にとっての“聖地”沼津でのキャスト登場イベントとなっている。
開演時間となると『Aqours』メンバーの梨子、果南、ルビィとして注意事項が読み上げられた後は、ルビィから注意事項を守らないと「ぶっぶーですわ！」と、姉の黒澤ダイヤの口マネで念押しすると、梨子、果南も加わり一緒に本イベントを「思いっきり楽しまないとぶっぶーですわ！」と、3人で呼びかけた。
そのダイヤの口癖は、3人が登場してあいさつする際にも続く。降幡は自己紹介で観客たちにコールし、そのレスポンスに対してより大きい声を求めて「ぶっぶーですわ！」と“ダメ出し”して、会場は序盤から大歓声に包まれることに。その熱に当てられるように、昼公演で自己紹介の際に逢田に抱きついていた諏訪が夜は降幡をバックハグして、降幡を「昼よりパワーアップしてる」と驚かせていた。
トークパートでは3つのコーナーを開催。1つ目はDay1から行われている『きょうの沼津』と題して、沼津の最新情報を4択クイズ形式で答えていくというもの。沼津にフォーカスした問題が次々に出題され、3人もより沼津の知識と愛着が深まる様子が。
2つ目は、Aqours9周年特別企画となる『ツンデレ人狼』と題したもの。3人のうち誰が“ツンデレ”な演技をする人狼かを当てるゲーム。3人には共通のセリフが提示されるが2人は“ツンツン”で演じ、残る1人の人狼は“ツンデレ”で演じるものとなり、その微妙な演技の差を見破る……と、とにかく3人の可愛らしい“ツンツン”と“ツンデレ”演技が推理を同時に楽しめる欲張り企画に。その中盤からは、セリフが「大好き」を3人が“ギャル”もしくは“お嬢様”で表現し観客たちも歓声を送る。さらには、2人が“ズッ友”、1人が“めちゃくちゃ愛が重い人”を演じ分けたり、さまざまなセリフや3人の表情が楽しめるコーナーとなっていた。
3つ目は事前に集められたお便りを読む『投書箱』コーナー。応援し続けている熱心なファンが社会人になりイベントにも足を運べるようになったというエピソードや、9月19日に梨子、9月21日にルビィが誕生日ということで一足早いが、2人のお誕生日を観客一体となってお祝いすることもあった。
イベント後半は、ソロ曲を3曲、4曲目に『JIMO-AI Dash!』までは昼公演と同じ構成。衣装も昼公演と同じだったが、MCではそれぞれのソロ曲の振り付けを解説していくことに。『センチメンタルレモネード』を披露した諏訪は「ココナツとブルーハワイのかき氷とかいろんなイメージが詰まっていて」と、腕を顔の前で回す振り付けがかき氷なことを明かしたり、降幡はルビィおなじみの“がんばルビィ”が多く入るものだったと話していたところ、諏訪と逢田から「夜の部は知らない振り付け入ってたよね」といい、これに降幡は照れながら実は急に気分が乗り振り付けを足していたと明かすことに。
逢田も、楽曲『水面にピアノ』の振り付けの中に、「『想いよひとつになれ』の振り付けが入っているんです。いろいろ相談をさせて頂いて、この振りなら入れられそうかなって振り付けを入れていって」と、ダンスで実演していた。
さらに、MCで真ん中にいた諏訪は逢田と降幡の選んだ衣装は、光をキラキラと反射する素材が使われていることにあわせて、逆に「シンプル・イズ・ベストでみんなと並ぶとキラキラとなって」でキラリと光る素材にしていたと明かしたり、偶然にも3人とも衣装のスカートの裾が青色になっていると共通点で盛り上がっていた。
そして、5曲目は観客に『届かない星だとしても』、『ユメ語るよりユメ歌おう』、『勇気はどこに？君の胸に！』のうちから1曲をチョイスしてもらうという企画が行われTVアニメ2期のED曲となった『勇気はどこに？君の胸に！』を披露。
続けて、ラストソング『未来の僕らは知ってるよ』を披露するとお礼をして舞台を降りる。これに観客はアンコールとして「Aqours」コールをすると3人が再登場。『ユメ語るよりユメ歌おう』を披露し、締めのあいさつへ。来年も『沼津地元愛まつり』の開催を発表していることに触れ、降幡から「去年も楽しかったですけど今年はそれを更新して楽しくやらせて頂きました。来年も更新できるように」と胸を弾ませれば、逢田は「素敵な時間をみなさんと過ごすことができて幸せでした」と、お礼を。諏訪は「みなさんが楽しんでくれたおかげで、熱気も伝わってきました。また来年も元気でみんなにお会いしたいです」と、呼びかけてイベントを締めくくっていた。
■セットリスト
M1：センチメンタルレモネード／松浦果南（CV.諏訪ななか）
M2：アイコトバ／黒澤ルビィ（CV.降幡愛）
M3：水面にピアノ／桜内梨子（CV.逢田梨香子）
M4：JIMO-AI Dash!／黒澤ルビィ（CV.降幡愛）、桜内梨子（CV.逢田梨香子）、松浦果南（CV.諏訪ななか）
MC
M5：勇気はどこに？君の胸に！／黒澤ルビィ（CV.降幡愛）、桜内梨子（CV.逢田梨香子）、松浦果南（CV.諏訪ななか）
M6：未来の僕らは知ってるよ／黒澤ルビィ（CV.降幡愛）、桜内梨子（CV.逢田梨香子）、松浦果南（CV.諏訪ななか）
EN：ユメ語るよりユメ歌おう／黒澤ルビィ（CV.降幡愛）、桜内梨子（CV.逢田梨香子）、松浦果南（CV.諏訪ななか）
※写真は後日追加予定
文：水華舞
（撮影はオフィシャル提供のみ）
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