“キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』藤ヶ谷太輔が9月28日に東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『傲慢と善良』(監督:萩原健太郎/配給:アスミック・エース)公開記念舞台あいさつをW主演を務める俳優・奈緒、萩原監督とともに開いた。
マッチングアプリで出会い婚約した主人公の架と真実。婚約直後、真実が突然失踪し、彼女を探すうち<知りたくなかった過去と嘘>が明らかになっていくというドラマティックな恋愛ミステリー作品。30代になりマッチングアプリで出会った真実と付き合うもなかなか将来を決めない「傲慢」な西澤架役を藤ヶ谷。親の敷いたレールの上で「善良」に生きてきたが婚約直後謎の失踪をとげる真実役を奈緒が演じる。
作品タイトルにかけて“傲慢”か“善良”かをジャッジするコーナーを開催。
1問目はマッチングアプリの登録写真やSNSにアップする写真を加工するのはどっちか?というもの。藤ヶ谷は「顔をキュッと(加工)してて、実際に会ったら“ドン!”って大きいんでしょ。その逆の方がよくない?最初に大きく加工しておいて、実際会ったら小顔でいいってなるんじゃ」と持論を展開し、奈緒は「本当ですね」とうなずきかけたが、萩原監督が「そもそも会ってもらえる確率が下がるんじゃ」と別の意見をあげたが、藤ヶ谷は大きなジェスチャーを交えながら「選んでもらったときに、こんなに(大きく)なっちゃってたらさ!」と、まくしたてたうえ、「俺、ちょっと大きくしとくわ。そっちの方が良さそうじゃない?」と言い切り、奈緒は藤ヶ谷の意見に傾きかける一幕も。
さらに藤ヶ谷としては「最初にすごく綺麗にしてきたときに、長い付き合いになると、たぶん、『出逢った頃は綺麗にしてたのに』っていうでしょ?だから寝癖とかが少し大きいぐらいの写真で、この人いいと思ってもらえた方が本当に近いというか。減点式より、加点式にしてないとうまくいかないですよ。やっぱり」と、話を続けていた。
2問目は友達の恋人に対してアドバイスやコメントをすることはどうか?というテーマだったが、藤ヶ谷は「傲慢でしょ!」と即答で笑い、「結構作品を観る機会も多かったですけど、架の友人が出てきて『架のためだからね』というシーンはニヤニヤ見ちゃうんです」という気持ちになったとも話していた。
最後に藤ヶ谷から「気になる点というか、そこで何かが違ったら別の世界線になってたのでは、というところがあったんです。人生の瞬間みたいなものが、約2時間に入っていたなとあらためて感じました。(俯瞰で)引いてみると、どうでもいいような恋愛の話という言い方もできるけど、だからこそ大変で美しくて。僕はSNSで言いましたけど『小さな、小さな、大恋愛』というのを感じたんです。昨日の夜に改めて観た時に、相手を愛する、愛されるだけじゃなく、ちゃんと愛することができるか、ちゃんと愛されることができるか。見るだけじゃなく、ちゃんと見ているのか、逆もそうで、ちゃんと見せているのかというのをすごく感じたんです。見れば見るほど、考えることが変わったり、膨らんだりしました。僕らにとって大切な作品を観て頂けることが嬉しいですし、長く愛して頂ける映画になればと思います。先ほど(原作者の)辻村さんからも『傲慢と善良』の小説もランキングを上げてるそうなんです。勝手に原作の宣伝部長もやっていますので、原作も映画も面白い!これからも長く愛してください」と、メッセージを寄せていた。
映画『傲慢と善良』は全国公開中!
※別原稿
・藤ヶ谷太輔 公開初日夜に『傲慢と善良』映画館生鑑賞で「いい映画でした」
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ