薮宏太ピアノ半年以上練習成果を「tick, tick…BOOM!」で披露!デビュー時を回想も

薮宏太ピアノ半年以上練習成果を「tick, tick...BOOM!」で披露!デビュー時を回想も2

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 『Hey! Say! JUMP』の薮宏太が10月6日に東京・日比谷のシアタークリエでミュージカル『tick, tick…BOOM!』(演出:アンディ・セニョール Jr.)取材会を俳優・梅田彩佳、『Aぇ! group』草間リチャード敬太とともに開催した。

 日本でも大人気のミュージカル『RENT』。ブロードウェイの歴史を変えたこの作品を生み出しながら、開幕日寸前に急逝した伝説的ミュージカル作家、ジョナサン・ラーソン。本作は、彼の下積み時代の経験をベースに自身の葛藤と成長を楽曲の数々でつづったミュージカルとなっている。他人に否定されても譲れない夢への情熱。未来への焦り、不安、葛藤。誰しもが一度は抱いたことのある感情を描いており、人々の心を強く揺さぶる。ジョナサン・ラーソン役に薮宏太、ジョナサンの恋人スーザン役に梅田彩佳、親友のマイケル役に草間リチャード敬太が起用となっている。

 ゲネプロ直後の会見となったが、薮は第一声から「3人本当にけいこ頑張ったもんね」としみじみ。というも本舞台出演するのは3人のみという状況で「僕はラーソンをずっと演じますが、2人は自分の役以外もずっとやってるんです」と、2人が兼役とともに舞台装置なども動かすスタッフにもなっていることを労う。それでも、自身としては、「ゲネプロをやってみて、僕1回も(舞台袖に)はけてないなと思って(苦笑)。すごく大変でで集中力がいるなって」と、出ずっぱりに苦労があるという。

 そのゲネプロでは歌唱終わりなどでたびたび歓声が上がることもあり、薮は「これはもっと盛り上がるのかなとか想像しながらだったので、早く演奏したり歌を届けたいなと思いました」と、気持ちもだいぶ乗ったそうだ。

 さらに本日のゲネプロには『RENT』のキャスト陣が最前列で観に来ていたのだとか。プレッシャーにも感じたという薮だが、「僕が作った音楽でみんなで踊ってくれているんだと思えばやれると思って」と、よりラーソンになりきれるきっかけになったようだった。

 大変なポイントとしては薮は「ピアノですね」という。「ただ弾くだけじゃなく、自分で書いた曲という設定なので、練習して弾いたよという弾き語りじゃなくて、自分の感情から出てくる音と歌だよという、それができるようになるまでが大変でした」としみじみ。

 ちなみに、薮は小学校のころにピアノを習っていたこともあったそうで、素養自体はあるという。そんな薮が「今年の頭の1・2月くらいから練習を始めました。まだ、寒かったの尾を覚えています。かなり精度を上げて」と、半年以上練習に費やしたという。それでも、「譜面は読めはするんですけど、弾きながら読むことができなくて。だからダンスの振付を覚えるような気持ちでピアノを弾いています。小さい頃に、ピアノ教室に行かせてくれた両親に感謝です。あれがなかったらできなかった」と、振り返っていた。

 作品にちなんで、自分の悩みなどが晴れた時期やタイミングは?という問い掛けが。薮は16、17歳のときといい、「割と(アイドルグループとしての)デビューの年齢が早かったんです。当時は高校生が普通だったので、高3のときにデビューできなかったら、やめようかなって思っていたんです。いまあるグループがデビューするじゃなかったし、なんとなく、高校3年生にさしかかったときに、1年くらいはどうしようかなって思って過ごしていて。塾とかにも行ったりして。デビューしてからも大学に行きましたが。人との巡り合いとかを感じて」と、しみじみと話していた。

 そして薮から「ラーソンが自分の身を削って愛を込めて作ってきたと思うし人生を歩んできたと思いました。自分の愛はどこに、誰に向かっているんだろうって。その愛がより一層深くなように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」と、メッセージを寄せていた。

 ミュージカル『tick, tick…BOOM!』東京公演は10月6日から10月31日までシアタークリエにて、愛知公演は11月3日から11月4日まで東海市芸術劇場にて、大阪公演は11月7日から11月11日までCOOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演予定!

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

薮宏太ピアノ半年以上練習成果を「tick, tick...BOOM!」で披露!デビュー時を回想も3