（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
映画監督の庵野秀明氏、出渕裕氏、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が10月6日に東京・新宿ピカデリーで『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会トークショーに登壇。そこで新情報が発表された。
『宇宙戦艦ヤマト』TVシリーズ第一話の放送がスタートして50年を迎え、その周年を記念した特別企画のプロジェクトの一環としての上映イベント。シリーズの大ファンを公言する庵野監督の企画・プロデュースによる一夜限りのスペシャルイベントとなっており、1974年10月6日午後7時30分に『宇宙戦艦ヤマト』第一話が放送されたことにかけ、本日同時刻に上映するというもの。劇場初公開となる幻の8mmフィルム版（劇場版とは異なるTVシリーズ総集編）の上映というのもイベントの目玉となっている。
会場では『宇宙戦艦ヤマト』TVシリーズ 第1話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」。劇場初公開となる『宇宙戦艦ヤマト』TVシリーズ総集編8㎜フィルム版（第1部「さらば地球よ」／第2部「神よ、ガミラスのために泣け」／第3部「愛に生き 愛に死す」）上映後に3人によるトークショーが開催。
イベントの終盤に庵野氏から、5つの新情報が発表。1つめは、『宇宙戦艦ヤマト』の配信情報で『宇宙戦艦ヤマト』スターチャンネルyoutubeにて、第1話から第5話が配信決定となり10月7日午前0時かBS10スターチャンネル・BSJJapanextにて50種雲煙記念特別番組の放送を10月13日に17時30分から放送。
2つめは50周年記念セレクション上映が2024年12月27日から2025年1月16日まｄねお機関に新宿ピカデリーほかでの開催。
3つめは漫画家・聖悠紀氏のコミック版『宇宙戦艦ヤマト』（仮）の2025年発売予定であること。こちらは発行は株式会社カラーとなっている。庵野氏によると「森雪がカワイイ」のだそうだ。
4つめは、『宇宙戦艦ヤマト展』（仮）が2025年3月に開催決定。
そして5つ目は『株式会社スタジオカラーは、ボイジャーホールディングス株式会社（代表取締役 西﨑彰司）様より、『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されるとともに、株式会社東北新社様からは著作権の利用につき許諾を得ました』と発表。庵野氏によると「平たく言うと僕がヤマトの新作を作ることができるようになった」という。
庵野氏はこの5つめの発表へ「ここに来てくれる人に僕自身が言いたかったので」と事前にリリースはしなかったことを明かす。すでに、「老後の楽しみに」と『宇宙戦艦ヤマト』を作ろうと以前から話していたという出渕氏にも声をかけているのだそうで、これが成った場合、出渕氏にとっては「人生5度目のヤマト」になるといい、庵野氏は「僕なんか1回めですよ（笑）」と楽しげだった。
なお、現在公開中の『ヤマトよ永遠に REBEL3199』も航海されているがこのシリーズとは、庵野氏によると「違う道、航路は違います」とのことで、スタジオカラーのホームページにも『現在製作中のリメイクシリーズの航海の安全を陰ながらお祈りしております』と、気遣いのメッセージも。
今回の製作を発表したことで、庵野氏は「ただ時間はかかる。港につくまで沈まないか……。結構残りの人生費やすことになるんじゃないかなって思います。ほかにもやることあるけど、これはやらなきゃって思って」と、決意表明していた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
