俳優・横浜流星主演でアイドルグループ『SixTONES』森本慎太郎、吉岡里帆、山田杏奈、山田孝之が共演し11月29日より全国公開予定の映画『正体』(監督:藤井道人/配給:松竹)。本作の新場面写真が10月29日に公開となった。
小説家・染井為人氏の同名作が原作のサスペンスエンタテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木(横浜)が脱走し、変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡り343日間におよぶ逃走劇を繰り広げるというもの。
公開されたのは、横浜演じる鏑木の“5つの顔”をとらえたもので、ギャップが感じ取れるもの。今回の発表にあわせ“偽名”も公開となっている。
1枚目は、和也(森本慎太郎)とともに工場で働き、ぼさぼさの髪と髭で顔を隠す日雇い労働者「ベンゾー」。
2枚目は、フリーライターとして活動し、沙耶香(吉岡里帆)と出会う「那須」。
3枚目は、まぶたを一重に変えて水産加工工場で勤務する「久間」。
4枚目は、目元の印象を隠すためメガネをかけたもの。
5枚目は、舞(山田杏奈)が働く介護施設に勤め、清潔感のある見た目の介護職員「桜井」。
その“5つの顔”を洗練された表現力で演じ分けている。姿を変えて日本中を逃亡する鏑木の目的とは一体……。数多くの作品で横浜とタッグを組み、ともに作品を作り上げてきた藤井道人監督は「流星は、人間になりきる力が圧倒的に高い。『正体』では彼の、まさに“七変化”が観られます」と言わしめるほどで、3年越しの企画となった本作に序盤の脚本作りから参加した横浜は、潜伏する先々で別人になりすます「5つの顔を持つ逃亡犯」を体現しきっている。
横浜の「演じる」ではなく「(役を)生きる」との表現……。その言葉通りに姿勢・仕草・声色・目線といった細やかな部分はもちろんのこと、纏う雰囲気までをも一変させることで観客の目をスクリーンにくぎ付けにして、手に汗握る極上の逃亡サスペンスがもうすぐ幕を開ける。
※記事内写真は(C)2024 映画「正体」製作委員会