お笑いトリオ『東京03』飯塚悟志、豊本明長、角田晃広が10月29日に都内でDMM TV 『鬼のドッキリで涙』全話配信記念上映会に企画プロデュース・脚本を担当したオークラ氏とともに登壇し、司会は松丸友紀アナウンサーが務めた。
DMMの総合動画配信サービス『DMM TV』にて『東京03』主演で、過激リアルドッキリとコントを融合させたオリジナルバラエティ番組『鬼のドッキリで涙』が配信されている。全6話の本作の第6話が今月25日に配信されたことを記念してのイベントとなっている。
飯塚から「みんなで作った娯楽大作」という本作。オークラ氏によると、事前に作り上げた脚本上こうなってほしいと思い描いたという「飯塚さん泣きましたからね」という画もしっかり撮れたのだそう。
そこからオークラ氏へ本作の製作経緯の話が振られ、DMMから以前から東京03で何かやってほしいという相談がありそれが形になったことが語られるとともに、その撮影中に飯塚は「この撮影中にスタッフさんから実際にVTRを撮って使われないことがある」と聞かされて衝撃を受けたという思い出も。
するとオークラ氏がとある番組で1月3日に放送する予定の番組で12月30日に編集までできあがったそうだが「面白くなかった」ため再編集し1月2日に編集室を出たというエピソードを披露。その結果、10点中、2点だったものが、なんとか5点まで上げることができ、放送に至って安どしたという思い出も。
続けて、角田の奥さんがドッキリが始まる前の仕込みとなる「お金を借りに来るところで感動して泣いてしまって」と話していたが、オークラ氏もそこで感動的と感じたため、逆に感動を抑える編集を施したとも。ほかにも8時間撮影してもほぼ撮れ高がないと思われるものも、誰にスポットを当てて編集するかで爆発的に面白いものにする技術を持ったスタッフの方がいるといい、オークラ氏は「編集技術が上手い人を見ると一緒に仕事をしたい」とも語っていた。
さらに飯塚が「相当怖い方」といったキャラクターも出てくるそうだが、そのキャラのメイキングをオークラ氏が解説することもあり「昔のTV業界は、学校でクラスを仕切っていたような奴らいっぱい入ってきて、オラついている人がわんさかいるんです。僕が入ったときはオラついている先輩方がいっぱいいて。そういう人たちじゃない人たちの意見も通るようにはなりましたが、(本作では)その時代のディレクターをイメージして書いているんです。でも、その人たちが悪いわけじゃなく、面白いものを作りたいという気持ちからだったんです。もしかしたら、暴力的な方もいたかもしれないですけど、それが美学だったのかもしれません」と、キャラ作りの裏話も披露していた。
そして飯塚から「オークラが最近、『久々にテンション上がった!』と言ってる作品なんです。相当いい企画だし、いい作品に仕上がっているんです。それを1人でも多くの方に伝えたいという気持ちで、今日イベントをしています」と、とにかく観てほしいと熱弁してイベントを締めくくっていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ