俳優・石黒賢(52)、前田公輝(27)、森永悠希(21)、女優・有村藍里(27)、上野まな(35)が26日、東京・お台場のシネマメディアージュでフェイクドキュメントドラマ『プロデューサーK #3』プレミア上映会を前に囲み会見を開いた。
フェイクドキュメントドラマ『プロデューサーK』とは、漫画家・日向琴子氏の実体験を下敷きに描かれたマンガ『ヤセなきゃクビ!人生がけっぷちダイエット』が原作。石黒演じるプロデューサーKが作るダイエット番組ができるまでを描いた作品で、一昨年の第1弾には高橋ユウが出演し、第1弾のDVD&ネット配信が好評を博し、昨年7月にさとう珠緒と『仮面女子』神谷えりなが実名の本人役で出演しダイエットにも挑み、見事美ボディをゲットしている。そんな『プロデューサーK』の最新作が27日午前0時からGyao、Amazonにて配信されることを記念してのイベントとなる。
撮影へ石黒は「“チームK”での撮影は3回目なのですし、スタッフルームのシーンも2日ないし3日あって、すごく仲よく和気あいあいでした」と、あいかわらず“チームK”の結束力は高かったのだとか。
“チームK”スタッフの前田は「美容部分もコメディ部分も、“チームK”に新しいメンバーも加わっているのが見どころかなって。ゲストの方とは1、2作目のときはあまりご一緒することがなかったんですけど、今回は多くて、僕ら的にも一緒に美容を高めているような気がして個人的に嬉しかったですね」といえば、森永は「ジャケット写真通りパネル出演の方が多くなってます(笑)。いつもは前田くんとやらかしたりしている役なのですが」と、ちょっぴり寂しそうだった。
ゲスト出演する有村と上野。これがドラマ初出演となる有村は「同じようにお芝居を何度もするって知らなくて、やるたびに演技が変わってしまったので迷惑をかけてしまって。ただ、みなさん温かくて、アドバイスして頂いて、緊張はしましたけど、そこまであがらずにできたかなと思っています」と、“初体験”のドラマへの思いを。
一方の上野は、「石黒賢さんが本当に優しくて……」と切り出すとこれには石黒も、「もっと言ってください」と、ニッコリ。そんないい雰囲気のなか、「セリフを教えて頂いたりとかして本当にみなさん和気あいあいという感じで」と、助けてもらえたようだ。
そんな2人の演技へ石黒は、「35年前に私が役者をはじめたときの、何も計算せずに演技したいなって思うことがあるんです。俳優って技術がある仕事なので経験値はあると思うんですけど、現場でハートで感じてやるのは大事だと思うんです。それで、2人とも計算もなく、すごくシンプルに演技していて。相対してうまくはないけど、その良さがあるんですよ。それが羨ましいと思うんです」と、観た感じの感想を語り「僕もいまでもそのころの作品を観て反省しますし、お2人にもあのときの気持ちを忘れないで俳優さん女優さんをやっていてほしいです」と、エールを送っていた。
また、有村と上野といえばそれぞれ妹に有村架純、上野樹里を持つとあって、何か演技へアドバイスはあったかと問われ、有村は「本当に初歩的なことですけど、リハーサルの時点でセリフは覚えていくのか聞きました」といえば、上野は「何もアドバイスをもらってません」と笑いつつ、その理由へ「上野ファミリーは結構自由で仕事や私生活を報告し合わないんです。でも、一緒に住んでいる時、セリフを覚えるのがすごく大変そうなイメージでした。今回私の短いセリフでさえ覚えるのが大変で、女優さんって大変だなって」と、妹の苦労を垣間見たようだ。