アイドルグループ『乃木坂46』中村麗乃が11月8日に東京・帝国劇場でミュージカル『Endless SHOCK』(作・構成・演出・主演:堂本光一)開幕記念会見を『KinKi Kids』堂本光一、『KAT-TUN』上田竜也、『ふぉ~ゆ~』福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、綺咲愛里、前田美波里とともに登場した。
2000年1月に初演された『Millennium SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』の最新公演。今年は4月と5月には東京・帝国劇場にて『Endless SHOCK』本編とスピンオフの『Eternal』を同時上演、7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には帝国劇場に戻っての上演となる。なお、今年1月の制作会見にて、今回の5ヶ月の上演をもって、『SHOCK』シリーズの上演を終了することも発表している。
中村は綺咲とともにヒロインのリカ役で出演。シーンに応じた、さまざまな衣装を着こなすとともに、歌唱シーンではキャスト陣とその歌声でハーモニーを奏でていた。
ゲネプロ終了後、その熱気冷めやらぬなかキャスト全員がラインアップされた状況のなかで特別カーテンコールにて会見が開催。
まずは、堂本は「2000年から始まってきょうすごく驚いたことがあるんです」と意味深に切り出したかと思えば「リカが分身の術を使えてたんだなって」と、リカ役Wキャストの綺咲愛里と中村麗乃がともに並んでいる状況から伝え、これには綺咲も中村も笑顔が浮かぶ。
中村は「昨日ゲネプロを観させていたんですが、終わるんだなっていうのが、出ているときよりも観ているときの方が感じたというか」と、感じるものがあるという。
そんな感じたものを踏まえて「きょうゲネプロをするのがすごくプレッシャーだったんですけど、最後のステージを良い時間にできるようにと思っています」と、心境を伝えていた。
一方、綺咲は「みなさまもおっしゃられている通り本当に最後になってしまったんだなって思いました。いろんな最後があって、おけいこ場が最後だったり、舞台げいこの最後だったり、この1ヶ月向き合いながら最後になったなと、身が引き締まる思いでいっぱいです」と、気持ちを語っていた。
■ストーリー
ニューヨーク・ブロードウェイ。
繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心。
その中で揉まれながらも常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチ(堂本光一)。
彼が率いるカンパニーのスタートはオフ・ブロードウェイの劇場。
小さな劇場だが、コウイチのショーはいつも人気で大盛況だった。
カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを続けたい、と思っていた。
ある日、カンパニーの心を動かすひとつの事件が起きる。
新聞に、コウイチのショーを絶賛する記事が載ったのだ。
さらにオーナー(前田美波里)は、コウイチにオン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げる。
カンパニーの誰もがショービジネスの頂点に進出出来る!と喜びと期待に胸を膨らませ、コウイチの幼なじみのタツヤ(上田竜也)もあふれんばかりのステージへの夢を描くが、オン・ブロードウェイからのオファーは、次第にコウイチやタツヤ、オーナーの娘リカ(綺咲愛里/中村麗乃)らカンパニーに亀裂と混乱を生じさせる。
そんな時でも・・・そして、ある事件によって、コウイチの肉体と魂を分かつ最悪の状況に陥っても“Show Must Go On!”
コウイチはショーへの信念を持ち続け、カンパニーを一つにしていく・・・。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ