俳優で声優・津田健次郎が11月11日に開催された『anan AWARD 2024』授賞式でヴォイス部門を受賞したことが発表。授賞式では津田によるVTRが上映された。
本アワードは、ライフスタイル女性雑誌『anan』が2020年より開催している都市型イベント『anan FES』の中で開催しているもの。同誌にて、“時代の顔”としてムーブメントの先駆けや時代の象徴となった人・モ ノ・コトを表彰するというイベント。これまでにさまざまな著名人が表彰を受けている。
今回の受賞へ、津田は「まさか『anan』さんから素敵な賞を頂けるというのは夢にも思わなくて、(トロフィーとなっている)パンダちゃんを頂けて本当に嬉しいです」と気持ちとともに「本当にいいんですか?」と戸惑うような気持ちもあるそう。
『anan』については、「6月に表紙をやらせて頂いたのが1番近い撮影で、メガネを使うったり椅子を使ったり、非常に楽しかった記憶があります。表紙を飾らせて頂けて、本当に光栄に思っています」と、当時の心境とともにお礼を。
続けて、前クールのドラマ『西園寺さんは家事をしない』へ出演へ「いままでやることのなかった、YouTuberで、優しいキャラクターをやらせて頂いたのは印象に残っています」と感慨深げだったり「声の仕事ではいまは『チ。-地球の運動について-』という作品に参加させて頂いています。ハードで大人向けな重厚感のある作品をやらせて頂いています」と、サラッとアピールしつつ「本当にたくさんのいろんな役を演じさせて頂いて、役だけじゃなく、いろんな番組とか雑誌さんに出演させて頂いて、そのなかで、『anan』の表紙を飾れるという非常に光栄なお仕事をさせて頂きました。しかも声優初ということで、僕が第1号ということで名誉なことで嬉しかったです」と、この1年を振り返った。
そんな津田にとって自身のなかで思い入れのあるキャラクターへ、「たくさんの役をやらせて頂いてきたので、それぞれの時期のことを思い出すんです。こういう時期だったなとか……。たくさん思い入れのある役があるんです。でも、しいて言うなら、ものすごく長くやらせて頂いている『遊戯王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人という役です。自分の道を開いてくれたものでもあるので、とても印象に残っています。いまだに長い期間演じさせて頂いているので」と、強い思い入れがあるそうだ。
映像内では、手にしている金のパンダの声を津田に即興で当ててほしいという無茶振りも。これに津田は「『anan』パンダだよ。今回はパンダだけど、白黒じゃなくて金色になるんだよ。『anan』パンダよろしくね」と、セリフは可愛らしいものだったが、声の低さを前面に出した“どすが利いたような声”で当てるお茶目さ全開な姿が。無茶振りアテレコを終え「この可愛さからかなり離れている感じがしています。なんかすごく恥ずかしいです(笑)」と、はにかむように笑みを浮かべる津田。
「引き続きいろんなドラマなどへの出演もありますし、いろんな作品をまだまだやらせて頂けたらと思います。やればやるほど、どんどん、どんどん初心に帰っているというかなんです。声優のお仕事も、実写の芝居のお仕事も面白みが増し来てました。それとあわせて、難しさも増してきているので演技というのは深いなって思います。素敵なスタッフさんとお会いできたり、共演者のみなさんとお会いできればいいなと思っています」。
ラストは、「あらためて『anan AWARD』をまさか頂けると思わなかったので、すごくすごく嬉しいです。こうして応援してくださるみなさんのお声あってのことだ思います。これからも活動をすることで、みなさんの人生の片鱗に関われたらと思っています」とスピーチし、あらためて「ずしりとしたトロフィー嬉しいです」と、結んでいた。
※津田健次郎ほか原稿
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文・水華舞