HIPHOPメディアミックスプロジェクト『Paradox Live(パラドックスライブ)』(通称:パラライ)初のツーマンライブ『Paradox Live 2MAN SHOW』3公演目『Paradox Live 2MAN SHOW悪漢奴等×VISTY』が11月16日に東京・ニッショーホールで開催された。
本イベントはプロジェクト初のツーマンライブ。会場チケットは即完売。全4日程での開催となり、3公演目となる本公演は近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾による『悪漢奴等』(あかんやつら)と、中島ヨシキ、伊東歌詞太郎、愛美、住谷哲栄による『VISTY』(ヴィスティ)の2組が出演した。
以下、公式レポート部分。
ストリート風のセットが特徴的なステージを前に高まる期待が抑えられないヘッズたちが心待ちにする中、舞台袖でスタンバイするVISTYの影ナレがスタート。「今日もステラと一緒に最高の夢を見よう!」と元気よく登場し、大きな歓声に包まれながら「NEVER END」を歌い上げます。立て続けに披露した「Endless Dream」では楽しさのあまり、愛美と住谷の移動が被ってしまう珍しいハプニングも。ステラを目の前にして舞い上がってしまった愛美と住谷の謝罪からMCが始まるという予想外の展開にフロアからは笑いが起こります。序盤から珍しくドタバタした様子を見せたVISTYですが、続く新曲の「MAGIC CARPET」では息ぴったりのパフォーマンスで魅せ、美しいハーモニーを届けます。
続く悪漢奴等のターンでは、楽屋のお弁当トークや善の肉体美で盛り上がる5人の影ナレにヘッズたちから笑い声が。「ナンバー何番?」「No.1!」「悪漢奴等?」「アンダーグラウンド!」と本番前のいつものコール&レスポンスで始まったのは「BAD BOYZ -悪漢奴等 Underground-」。フロアがチームカラーのイエローに染まると「みんな全力で盛り上がれー!ぶち上がるぞー!」と矢野が煽り「TURN IT UP!!!!!! -悪漢SOUL FEVER-」へ。
盛り上げ上手な5人の漢たちが“そいやっさ!!”と掛け声を合わせながらヘッズたちをお祭り騒ぎへと燃え上がらせます。そして迎えたMCでは、5人全員そろったことに喜びの声を挙げる一幕も。久しぶりの景色を見て「圧がすげぇぜ~!目が合うと歌詞が飛ぶぜ~!」とお茶目な感想を述べる畠中に他キャストも嬉しそうな笑みを見せます。
和気藹々とした雰囲気の中、土岐の静かなタイトルコールから始まったのは「大火傷 – License To Kill -」。攻撃的なリリックの中に感じられる“家族”への熱い想いに鳴り止まないヘッズたちの歓声。中央に1人佇む土岐が右拳を上から突き落とす最後の締め方にフロアからはざわめきが沸き起こります。
悪漢奴等の熱いパフォーマンスから雰囲気がガラリと変わり、VISTYが「Endless Dream(Acoustic ver.)」をサプライズ披露。伊東歌詞太郎のギター演奏に導かれながら、4人の声がより濃く響き渡り、会場はエモい空気感に包まれます。MCでは今までにないAcoustic ver.をサプライズ披露するにあたって音源を作り直し、4人で話し合いを重ねたという裏話が。
今回は伊東歌詞太郎が代表して演奏しましたが、実は他の3人もギターを弾けるという新事実も発覚。また、サプライズ演出で驚くステラのリアクションが大好物だと話す中島に、ここで愛美から「1人ずつファンサをしよう!」と提案が。サービス精神旺盛なVISTYのファンサに盛り上がりを見せた後、「BE A STAR」で光り輝く夢の舞台を作り出します。
そんなVISTYに負けじと熱い心を魅せる悪漢奴等は「A.K.Y.R -悪漢奴等 Go over da TRAP-」を初披露。バイブスが上がるカシラのイントロが特徴的なこの楽曲は、Paradox Live 1st album“TRAP”の収録曲。「ここに来ての初披露は逆にアツい」と近藤も感慨深い気持ちを語ります。
今回のツーマンライブはフロアとの距離が近く、さらに披露曲も多いということでテンションが高まっている近藤、志麻、土岐、畠中、矢野。今回はリハーサルでも初めて5人がそろい逆に緊張したと志麻が打ち明け、さらに影ナレの収録もリハーサルで行ったという話になるとフロアからは驚きの声が。影ナレの収録時、5人で掛け合いができることに「嬉しいっすね……」と畠中が呟いていたと近藤が嬉しそうに打ち明けるシーンもあり、ヘッズたちも胸が熱くなります。
5人の絆を感じる裏話に浸る間もなく「みんな、スイッチを変えてや」と近藤の一言で始まったのは、これまた初披露となる「風林火山韻雷 -Bring It Back-」。音に合わせてライトが点滅し、中央にカシラを据えて左右の4人が立ち上がる演出にフロアの熱はヒートアップ。勢いが衰えないまま、5人の後ろ姿でフェードアウトするパフォーマンスに歓声がさらに大きくなります。
ここからはVISTYも交えたMCタイムへ。「2MAN SHOW、楽しんでいただけていますか!?」とヘッズたちに呼びかける悪漢奴等とVISTY。これまでの披露曲を振り返る中、ダンスが苦手な伊東歌詞太郎が日付が変わるまで住谷哲栄の自宅でダンスレッスンをしたという裏話が明かされます。加えてその日は住谷の誕生日だったそうで、住谷の年齢を耳にした近藤が思わず衝撃を受ける場面も。「そのトークやめろ!気にしてんだぞ!」とフォローしているようで近藤にさらなる打撃を与える畠中の一言に、今日イチの笑いが沸き起こります。
そんな茶目っ気たっぷりのトークを繰り広げながらも、「パフォーマンスとMCのギャップがすごい」「客席で一緒に盛り上がりたい」とお互いに賞賛し合う悪漢奴等とVISTY。中島は特に「大火傷 – License To Kill -」の熱にあてられたそうで、意図せず舞台袖で土岐とグータッチを交わしたとのこと。チームの垣根を超えた絆が感じられるのもツーマンライブならでは。これもフロアで盛り上げてくれるヘッズたちのおかげだと改めて感謝の気持ちを伝えます。
MCタイムを終え、「For my Stella」、「悪漢太鼓 -This Is How We Roll-」とそれぞれチームとしての最後の曲で盛り上げた後は9人全員で「Rap Guerrilla~2MAN SHOW 悪漢奴等×VISTY ver.~」を披露。フロアを盛り上げる悪漢奴等とVISTYに最大の歓声を上げるヘッズたち。テイストの異なる2チームの熱量にあてられながら、悪漢奴等 × VISTYによるツーマンライブが幕を閉じました。
Paradox Live 2MAN SHOWはこのあとに続く11月17日(日)TCW×獄Luckでフィナーレとなります。最後の公演もぜひお見逃しなく!また本公演は現在アーカイブ配信中(チケット販売は11月24日(日)12:00まで)ですので、大興奮のステージを配信でもぜひお楽しみください!
【SET LIST】※昼の部
1. NEVER END / VISTY
2. Endless Dream / VISTY
3. MAGIC CARPET / VISTY
4. BAD BOYZ -悪漢奴等 Underground- / 悪漢奴等
5. TURN IT UP!!!!!! -悪漢SOUL FEVER- / 悪漢奴等
6. 大火傷 – License To Kill – / 悪漢奴等
7. Endless Dream(Acoustic ver.) / VISTY
8. BE A STAR / VISTY
9. A.K.Y.R -悪漢奴等 Go over da TRAP- / 悪漢奴等
10. 風林火山韻雷 -Bring It Back- / 悪漢奴等
11. For my Stella / VISTY
12. 悪漢太鼓 -This Is How We Roll- / 悪漢奴等
13. Rap Guerrilla~2MAN SHOW 悪漢奴等×VISTY ver.~
※記事内写真は©Paradox Live2024