俳優・荒牧慶彦(28)が29日、東京・福家書店新宿サブナード店でDVD付きムック本『Challenge』(講談社)発売記念イベントを開き2700冊が売れる大反響となった。
本作は、俳優が編集長となってコンセプト、企画内容を考えるムック本シリーズ第1弾。荒牧といえば、2012年12付きにミュージカル『テニスの王子様』青学VS比嘉 甲斐裕次郎役で本格的に俳優デビューし、その後もミュージカル『薄桜鬼』で沖田総司役や舞台『戦国無双』で小早川隆景役、舞台『刀剣乱舞』で山姥切国広役など数々の2.5次元舞台作品や映画、ゲームなどへの声優としての出演など活動の幅を広げている。今回、その反響の高さから予定よりも多い1万7000部刷ったというが、関係者によると「在庫もほとんどなくなってしまうほど」というほどで、この日の2700冊も3分で完売となったという。
初夏を感じさせるようなパステルカラーの装いで登場した荒牧。発売されての反響へ、「意外なのがお弁当企画が人気なんです」と、自分では思ってもみなかった結果なのだとか。
考えたうちの7つの企画が作品に反映しているといい、とくに、「この本でやりたかったのがスキューバダイビングをしたくて、それが1番おすすめです。ウミガメと一緒に撮れた瞬間が、インストラクターさんが『奇跡だ』というくらいだそうなんです。ウミガメは我関せずといった感じで堂々とはしていましたけど」と、撮影を振り返り懐かしげ。
さらに、実弾のショットガンも本作の撮影のため撃ったそうだが、「肩が持っていかれるのではというくらいの反動で、かつてない恐怖で目茶苦茶方を押されるという感じで」と、物理的に衝撃を受けたそうだが、「スナイパーライフルとかは撃ってみたいと思います」と、さらなる希望も。すると、書籍の関係者から「きょうもお客さんの心をショットガンで撃つんですか?」との声が飛び、「それじゃ危ないやつですよ(笑)」と、“実弾”と取り違えて返し、報道陣を爆笑させた。
そんな本作で、ボツになった企画については、「プロデューサーの方と話していて気軽に意見を交わしていて、企画数は数えていないですけど結構出したんです。そのなかでスカイダイビングとスキューバダイビングと言ったんですけど今回はスキューバダイビングで行こうと言われて」と、今後はスカイダイビングの企画もありそうな様子も。
編集長という初体験の仕事へは「出来上がるまでの過程が大変でやること多いなって。校了だったりとか文字ぎめで文字の大きさ、それを1つ1つ考えるのは大変でした」と、しみじみ話していた荒牧だが、次回も編集長の話が来たら「やりたいです。自分のなかにある別のアイデアでやりたいなと思っています」と、またやりたくなるものだったよう。次の“編集長”には北村諒に決定したことが発表されているが、アドバイスを求めると「『やりたいことをやる!』と言いたいです」と、笑顔でバトンを渡していた。
出来は「100点満点でいうと220点!倍じゃ持たないなと思ったので20点多いです」と、胸を張ってオススメしていたDVD付きムック本『Challenge』は2700円(税別)で好評発売中!