俳優・横浜流星が11月29日に東京・丸の内ピカデリーで主演映画『正体』(監督:藤井道人/配給:松竹)公開初日舞台あいさつに吉岡里帆、アイドルグループ『SixTONES』森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之、藤井監督とともに登場した。
小説家・染井為人氏の同名作が原作のサスペンスエンタテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた主人公・鏑木(横浜)が脱走し、変装と潜伏を繰り返しながら「5つの顔を持つ逃亡犯」として、日本中を駆け巡り343日間におよぶ逃走劇を繰り広げるというもの。
鏑木を演じるにあたって「状況が28歳のいまの自分でもどうしようという出来事を、18歳で背負ってます。とてつもないもの。彼がそんな状況においても決して諦めない心だったり、目的を達成するための真っ直ぐさとかは心身ともに疲弊しました。でも、人の温かさに触れて生きる希望を持てたと思うので、本当に鏑木にとってそれぞれの出会いは大きなものだったと思います」と、鏑木の心情を汲んでのコメントを寄せた。
“5つの顔”を持つ逃亡犯として潜伏し日本を縦断する主人公・鏑木を演じた横浜の新たな一面を見たエピソードについて質問が飛ぶと吉岡は「2つで迷っていて。株を上げるべきか下げるべきか……。みなさん流星さんのこと好きだからいいか」と、2つ明かすことに。“上げる”方は「万能すぎるというか。あらゆるシーンへの適応能力や感性とかいろいろ出来すぎててびっくりすることが多かったんです」と言いつつ、「唯一一緒に餃子を作るシーンがあって。それはめっちゃ下手でした。なんか可愛かったですよね。これはできないんだって。それこそ、パパパと作りそうなイメージじゃないですか。それが手こずってらっしゃるのを見てあぁ人間なんだなと思ってました」と暴露。これに目をつぶって苦笑いしていた横浜だったが「鏑木は料理が上手なんですけどね……。危ないなぁ。映ってるかも。そこはめっちゃ引いておきました。寄らないように」と、体を一瞬引く行動を見せていた。
ちなみに吉岡の“下げる”方は山田孝之が自身の演じる役のベッドで寝ていたという。しかし山田孝之は、役の気持ちを探る行動だったと表情一つ変えずに言い切り、横浜らを爆笑させていた。
映画『正体』は公開中!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ